北海道 砂川市 (ほっかいどう   すながわし)

SOMES DM-08 マネークリップ(ブラック)[12260597]

「ディアマン」シリーズに厳選する革、オイルコードバン。 皮という繊維組織の中で、銀面でもなく床面でもない中間層に隠された、繊維が緻密なたった1mm程度のコードバンの元となる層。 馬の臀部にのみ存在し、表からも裏からも目視ではわからないため、削り出すまで品質や面積がわかりません。 熟練の職人が専用の機材を用い少しずつ削ってコードバン層を取り出します。 削った上で全ての革から安定的に取り出せるわけではなく、個体によってはほとんど存在しないことも。 元になる繊維層だけでも「ダイヤモンド」と形容される稀少さですが、それだけではない物語があります。 なめしはフルタンニン、樹液由来のタンニン液を溜めたプールのようなピット槽に、革を漬けること約6ヶ月。 その後染色、乾燥、削り出し、磨きという、いずれも職人の繊細な手加減、温度や湿度の厳密な管理で10ヶ月から1年をかけて「コードバン」は出来上がります。 そしてそこからソメスサドルの出番。 オイルコードバンは、表面にコーティング加工がない素に近い仕上がり。 繊維自体は他の革にない強固さですが、自然由来の小さなキズやシワも少なくないため、パーツへの裁断にも熟練の「目」が必要です。 製品になったときの美しさはもちろん、開け閉めや折り曲げを考慮した繊維方向など、研ぎ澄まされた感性で、ものづくりが始まります。 必要に応じて革を漉き、端正な薄さを保ちながら、堅牢性を失わない貼り合わせと縫製を重ねていきます。 断面のコバ磨きは革本体とはまた違う輝きで製品を彩る輪郭に。 ポケットなど細部のステッチワークも手しごとが成す芸術的な均整。 ぜひご堪能ください。 内装に使用したカーフ(仔牛革)含め、経年変化も存分に味わえる最高級の素材。 そして年月を重ねた「目」と「手」を持つ、数名のスペシャリスト。 稀少な素材を稀少な技でバトンをつないで、宝石のような革製品たちが生まれます。 しかしながら、まだ「完成」ではありません。 お使いになる方の手に渡ったときこそが「始まり」。 その指先で「ディアマン」に秘める輝きを感じてみてください。 天然由来の小キズ、擦れ、色ムラがある場合がございます。 革本来の風合い、ひとつひとつ違う個体差も、ぜひ味わいながらご愛用ください。 (革、革製品、革小物)

165,000以上の寄附でもらえる
  • 常温
  • 冷蔵
  • 冷凍
  • 定期便
  • ギフト包装
  • のし
容量
■サイズ・スペック カードポケット6 ポケット1 幅110mm 高さ90mm 奥行10mm 重さ 約60g ■素材 オイルコードバン ■カラー ブラック

日本で唯一の馬具メーカー「ソメスサドル」が作る革製品

写真

砂川のSOMES

写真

ソメスサドルの砂川ファクトリー&ショールームは、札幌と旭川の間に広がる空知平野の真ん中、砂川市にあります。自分たちで植えた約700本の木々と共に、季節の色合いを感じながらものづくりを続けています。

春〜秋には中庭に馬を放牧し、乗馬体験のイベントや革小物づくりなどを通して、地域の方とものづくりの楽しさを共有しています。

私たちはこれからもこの場所を拠点に、「ものづくり」と「地域」の可能性を模索しながら、世界のお客様と触れ合えるフィールドを目指しています。

写真

守りたいものがありました

ソメスサドルの原点は「馬具づくり」にあります。
かつて北海道歌志内市は炭鉱で栄え、人口5万人に迫る街でした。

しかし、石油へのエネルギー転換がすすむにつれて人口が減少。
そうした中、新しい企業誘致の一環として1964年にソメスサドルが誕生しました。

明治以来、北海道の開拓を支えてきた馬、そして馬具づくりの技術。
この技を守り、受け継ぎ、世界のマーケットに通用する馬具をつくろう。

こうして馬具職人がこの地に集まり、頂点を目指すべく新たな挑戦が始まったのです。

写真

馬具屋の心を育む

「鞍」という字は「革」に「安」を添えます。

人の命を預かる鞍は、「安心・安全」を最優先するため、素材の選択と手作業に妥協が許されません。

武 豊氏やミルコ・デムーロ氏をはじめとする国内外の競馬騎手の鞍を手がけ、宮内庁に馬車具を納入する仕事のなかで、私たちは「本物」を造る心を学び続けてきました。

先陣の技と知恵を受け継ぎ、ものづくりに丹精を込める。

毎日の作業の中で生まれる小さな発見は、新しい技の創造に繋がります。

制作過程

ひとつ、ひとつ

ソメスサドルは創業以来、製品づくりをハンドメイドでおこなっています。

単なる「道具」ではなく、時を経てますます愛着の湧く製品づくりを目指し、企画から製造、販売、修理までを一貫して行っています。

写真

企画は、修理を想定して設計します。試作をつくり、幾度も改良を重ね、納得したものを造る。革製品づくりすべてにおいて共通の工程です。

写真

素材は、ひとつとして同じものがないため、一枚一枚の「個性」を見極めなくてはいけません。繊維の方向、堅牢の差など部位の特徴を見定め、裁断します。

写真

製造は、ベテランの職人と若手が組んで、3〜4人のチームで進めます。
多品種少量の生産体制を実現するために、職人はあらゆる工程を経験します。自然素材を扱う中で、自身の「進化や挑戦」の楽しみが生まれます。

写真

販売は、つくり手の想いをお客様へ、お客様の要望をつくり手へ伝える「架け橋」です。ソメスサドルのスタッフがいるお店は全国に8店舗。商品に愛着をもっていただけるように、日々お客様と向き合っています。

写真

修理は、ものづくりの大切な工程のひとつ。長年ご愛用いただいた多くの製品が工場に「里帰り」します。製品の誕生を知っているからこそ、修理の質もあがります。そしてお客様の声を聞き、再びものづくりに活かします。

掲載内容について、調査日により古い情報の場合もあります。詳細は各自治体のホームページをご覧ください。また、万一、内容についての誤りおよび掲載内容に基づいて損害を被った場合も一切責任を負いかねます。

謝礼品かんたんサーチ

特徴でチョイス

寄附金額でチョイス

お礼の品でチョイス

地域でチョイス

使い道でチョイス