害獣レザーアクセサリー

人間の都合で一定量以上に数が増えてしまい害獣と名指しされ、駆除される動物がいます。
代表的な動物はイノシシやシカ、クマやサルですが、最近はハクビシンやアライグマ、千葉県ではキョンも問題になっています。駆除された動物のうち、一部はジビエとして食用にされていますが、その割合はごくわずか。
大部分は野山に打ち捨てられ、さらに骨や皮は、肉に比べるとさらに利活用率が低いのが現状です。サイエンスエデュケーションラボが運営する「手作り科学館 Exedra（エクセドラ）」ではこれまで害獣として駆除された動物の骨を集め、館内やまちなかに展示したくさんの方に触れていただいてきましたが、革をなめし、レザーアクセサリーとして世に出すことができるようになりました。
害獣として野に打ち捨てられている動物達に想いを馳せてくださる方が今より少しでも増えていただけたら、と願ってやみません。

サイエンスエデュケーションラボ

柏市「柏の葉」地域は、大学、研究所、大学発の技術を生かしたベンチャー企業などが集結した、まさに科学の発信基地のような地域です。
この柏の葉を拠点として科学コミュニケーションで地域を活性化させようと活動しているのが一般社団法人サイエンスエデュケーションラボです。地域の特徴である科学の成果やその魅力を広く発信することにより、学生、研究者と住民、さらに住民同士の交流が進み、科学を語る、科学でつながる、科学で盛り上がる柏市の実現を目指しています。活動の一環として「手作り科学館Exedra（エクセドラ）」を開館しました。
『たまには科学を囲んでみよう』をコンセプトにし、古い空きアパートを東京大学大学院生らでリフォームして作ったこちらの科学館では、さまざまな疑問や好奇心にスタッフが一緒になって考え、ひもとくお手伝いをしています。