愛知県 大府市 (あいちけん   おおぶし)

No.230 アウトフィットバイオリン

No.230 アウトフィットバイオリンは、ビギナーズモデルの定番として、世界中の方から好評をいただいているスズキのロングセラー品です。 オイルニス仕上げと丁寧な削り出し手工により、音響的に優れた性能を持ち、テールピースは調弦し易いアジャスター内蔵型を採用しました。 弓: ブラジルウッド SUZUKIオリジナル刻印付き ケース: 高級感あふれる内装の軽量三角ケースです。外側全面がポケット仕様になっており、筆記用具などが収納できます。ショルダーベルト2本、ブランケット付。 松脂:SUZUKIオリジナル ―――――――― 表板: スプルース 裏板、側板、ネック: メイプル 指板、糸巻、テールピース、あご当: エボニー 弓のスティック: ブラジルウッド 弓のフロッグ: エボニー 弓の金具: 洋銀 ―――――――― 保存方法:直射日光を避けた常温 ●バイオリンのサイズと身長の適応 size A B C D 身長 4/4 58.9 35.5 32.7 20.8 145以上 3/4 55.6 33.2 30.8 19.5 145~130 1/2 51.6 31.0 28.6 18.2 130~125 1/4 47.8 28.7 26.5 17.1 125~115 1/8 43.9 26.2 24.1 15.6 115~110 1/10 40.7 23.5 21.9 13.9 110~105 1/16 36.1 21.0 19.5 12.4 105以下 (単位cm) ※この返礼品について、付加価値等の過半を一定程度上回る割合の製造工程が大府市内で行われています。

250,000以上の寄附でもらえる
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  • ギフト包装
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容量
4/4 3/4 1/2 1/4 1/8 1/10 1/16 (全7サイズ)

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明治20年創業し、国産バイオリンの世界的地位を築く

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鈴木バイオリン製造(以下、鈴木バイオリン)があるのは、愛知県西部に位置する大府市。JR大府駅から大通りの師崎街道(もろざきかいどう)を歩いて15分ほどの場所にあります。まるで童話の中に出てきそうな曲線の美しい建物と、丁寧に手入れをされた樹々が出迎えてくれました。

鈴木バイオリンは明治20年創業。日本に持ち込まれた1本のバイオリンをモデルに、鈴木政吉が国内初のバイオリンを作ったのがはじまり。その後、政吉は「日本のバイオリン王」と呼ばれるまでになり、日本産バイオリンの世界的地位を築いてきました。

世界情勢により、経営に影響も

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国内大手のバイオリン製造業として国内トップシェアを誇る鈴木バイオリン。一時は、従業員1000名を抱え、1日500本のバイオリンを始めとした弦楽器が製造されていました。

近年、市場に海外製の安いバイオリンが出回ったり、国内の需要が低下したりと、同社を取り巻く環境は厳しいものがありました。さらに2020年には世界で感染拡大している新型コロナウイルス感染症の影響を受けます。そこで、鈴木バイオリンは大きな改革に乗り出しました。

かつて分工場のあった大府市を第二創業の地として選ぶ

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その立て直しをかけて決断したのが、名古屋市から大府市への本社工房の移転でした。きっかけは、大府市が2020年に開いたコンサートでした。創業者政吉の功績を伝えるとともに、そのバイオリンを使った音色をホールいっぱいに響かせた演奏会は、大盛況のうちに幕を閉じます。実は大府市は、政吉が晩年過ごした場所であり、かつて分工場と研究所があった土地。このイベントの経験で鈴木バイオリンは、地域に受け入れられることの大切さを実感。痛みを伴う抜本的な立て直しをしながら、この地で再スタートすることに舵を切ったのです。

ただ、移転には資金が必要です。そこで選んだのが、支援者を募って資金を集めるクラウドファンディングでした。移転、立て直しへの思いを伝え、支援者309名、700万円以上が集まりました。そうして2021年4月、大府市に移転し、新しい体制作りに着手することになりました。

クラウドファンディングから生まれた記念コンサートも

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また、クラウドファンディングでは、大府市出身のバイオリニスト・水野紗希さんを招いた記念コンサートを用意。2021年5月、大府市で開かれた記念コンサートで、この日のために特別に製作された鈴木のバイオリンを奏でました。(※ふるさと納税お礼の品での取り扱いはありません)

幼少の頃から鈴木バイオリンを愛用してきた水野さんに、このコンサートや鈴木バイオリンへの想いなどを伺ったのでお伝えしますね。

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鈴木バイオリンが大府市へ拠点を移したことについて、水野さんは「物心ついた時から、鈴木さんのバイオリンを使ってきた身にとって、とても嬉しいお知らせでした」と、その喜びを表現します。バイオリンを習う子どもはほとんど、鈴木のバイオリンを使っていて、みな専用のケースを持って教室に通っていたというエピソードも披露してくれました。

そんな水野さんにとって、生まれ育った地元・大府市で記念コンサートを開く思いはひとしお。「こんな時期だからこそ開催できることが本当にありがたいですし、鈴木バイオリンさんが移転した大事な節目で、鈴木の楽器を弾かせていただけるのは演奏者としてとても光栄だと感じています」。

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昔からバイオリンに縁がある大府市。今回の移転はさらに「バイオリンのまち」へと加速していく序章です。「ここに生まれ育ったからこそ、私はバイオリンに出会うことができたと思っています。バイオリンがもっと身近な存在になるように、たくさんの人にその音色をお届けできるように、これからも精一杯取り組んでいきたいです」と水野さんは締めくくりました。

移転プロジェクトを起案した鈴木のキーマン

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こちらは、鈴木バイオリンの取締役兼仕入・営業担当の小野田祐真(おのだ・ゆうま)さん。これまで移転プロジェクトのことを伝えてきましたが、この人こそ、会社の再建をかけて望んだプロジェクトの起案者なのです。小野田さん自身、3歳から鈴木バイオリンを愛用。別企業に勤めていましたが、鈴木バイオリンの苦況を耳にして、再建のために経営に携わるように。「ふるさと納税やクラウドファンディングなど、この地域とのつながりを大切にしながら会社を発展させるために今までやったことがないことに取り組んでおり、まさに第二創業だと思っています」。

これまで別の場所にあったスズキ・メソードのバイオリン教室を本社工房に併設したのも、新しい取り組み。スズキ・メソードとは、創業者の三男でバイオリニスト鈴木鎮一によって創始された教育法の1つ。音楽を通じて心豊かな人間を育てることを目的としており、世界中で約40万人以上が学んでいます。

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大府市に音楽があふれるバイオリンの里を

早速工房に併設されたバイオリン教室の噂を聞きつけ、地元住民の生徒も増えたのだとか。大府市に音楽があふれる「バイオリンの里」を作るのが夢、という鈴木バイオリン。この地でどう展開していくのか楽しみですね。

大府市とともにつむぐ、ものづくりの真髄が詰まった世界に誇る鈴木の弦楽器たち。大切な人の初めてに、“本物”を贈ってみませんか。

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