大量生産はできません。釜だき職人が生物由来の天然油脂（牛脂、ヤシ油）を原料に、昔ながらの製法で約18日間かけて作り上げるこだわりの石けんです。
香料、着色料、酸化防止剤等の添加物は使用しません。

釜に入れた原料を加熱しながら固形化に必要なアルカリ剤を加えて攪拌（かくはん）します。
それを鹸化（けんか）工程と呼びます。

鹸化の具合を見ながら2日間ほど攪拌を行い、仕上げに塩を加えます（塩析工程）。
保温してさらに２日間寝かせると、塩とともに不要なアルカリ分や水分が分離されて石けんの純度が高まります。
また、天然油脂由来のグリセリン（保湿成分）が微量に残ることで、汚れがよく落ちるのに肌がつっぱらず、しっとり感の残る石けんになります。

釜からくみ上げた熱い石けん生地を固化枠に流し込み、２～３日静置します。

その後固まった大きな石けんを製品サイズにカットしていき、台に並べて約２週間ゆっくりと感想させます。

余分な水分を飛ばすことで、ふやけたり無駄溶けしたりすることのない、泡立ちの良い結晶質の石けんが出来上がります。

肌にやさしい生物由来の原料と、手間はかかりますが昔ながらの製法に職人がこだわって作り上げる石けんが、暁石鹸（あかつきせっけん）です。「いいものは、変える必要がない。」それが、私たちの信念です。

大正十一年に初代が創業し、昔ながらの製法にこだわって、昭和、平成、令和と時代を重ねてきました。私で４代目です。
生物由来の天然油脂からつくる弊社の石けんは、お肌への刺激が少なく、ご好評をいただいています。また最近では環境へのやさしさを重視する北米やヨーロッパの方々へ、ＯＥＭ生産で石けんをお届けしています。
社員二十数名の小さな会社ですが、いいと思うものを丁寧に、ずっと作り続けています。四日市のふるさと納税の返礼品として、暁石鹸をお試しください。