日本茜で染められる「緋色」は、1300年前の奈良時代には天皇しか使えない「禁色」でした。奈良の正倉院には聖武天皇のご愛用の品々が収蔵されていますが、その中でも鮮やかな少し黄味の赤い色の緋色の品々が群を抜いて多いのです。現在は、毎年開催される正倉院展で鮮やかな赤い色を、1、2点垣間見ることが出来るくらいで、希少な色と言えると思います。また、万葉集に多々見受ける枕詞の「あかねさす・・・」や、夕焼けの空の「茜色」として魅力的なイメージを持たれるところです。日本の色彩文化史上重要な日本茜の赤い色を今の世に復刻したく、10年以上に亘り日本茜の栽培に試行錯誤する中、やっと株の増殖にも手ごたえを感じ、今年より愛好される皆様に頒布するに至りました。日本茜は、冬には枯れて春には芽を出す多年草です。3年間栽培の後に根(赤根)を採取して、希少な色を自らの手で染上げることが可能となります。是非この機会に、日本茜の苗をお求めください。 ■生産者の声 栽培に関する簡単な説明書をお付けいたします。 ■注意事項/その他 ・画像はイメージです。 お礼品の特性上、暑さ・寒さが厳しい地域へお届けの際は、 お礼品の品質を維持できないことがございます。あらかじめご了承ください。