網走市はカニの宝庫

北海道網走市は毛ガニ、タラバガニ、ズワイガニの北海道を代表する三大ガニの他に、イバラガニやアブラガニが獲れるカニの宝庫。その秘密は流氷にあります。厳冬期、オホーツク海を埋め尽くす流氷にはプランクトンが豊富に含まれ、それらをエサとして育ったカニは身入りが良く、味も濃厚です。カニの中でも、流氷が沖に去った４月ごろに獲れる「流氷明けの毛ガニ」は、網走に春の訪れを告げる特別な味覚です。

ズワイガニの身がどっさり入ったかまぼこ

網走では「天ぷら」とも呼ばれる揚げかまぼこ。今野商店が地元の老舗蒲鉾店とタッグを組んで作り上げたかに天は、自社工場で茹で上げた上質なズワイガニの身をふんだんに使った贅沢なかまぼこです。なんと、かに天の約20パーセントがズワイガニの身！口に入れた瞬間にカニの風味がふわりと広がるかまぼこは、一度食べ始めるとやめられないクセになる味です。かに天とセットでお送りするほたて天やえび天、かぼちゃ天など、すべてのかまぼこでオホーツクの海の幸と山の幸のうまさが感じられます。

鮮度抜群のカニを並べる直営店

網走市の道の駅－流氷街道網走の近くの「網走番屋」にある今野商店の直営店には、カニがいっぱい。店内の水槽では毛ガニやタラバガニが泳ぎ、自社工場で熟練の職人が茹で上げたカニが毎朝届けられます。「網走に来られたお客様に、鮮度抜群の活ガニと茹でたてのカニを味わっていただきたいので、お店にはできるだけ冷凍のカニを並べないようにしています」と話すのは今野商店取締役の今野嘉彦（こんのよしひこ）さん。最近はオリジナル商品の開発にも力を入れていて、網走産の毛ガニの出汁を使った薄口醤油「毛蟹だし醤油」は刺身や寿司などの海鮮料理に相性抜群と好評です。