ソメスサドルは馬具づくりに始まり、今も馬具づくりを続けています。 革を扱う技術を網羅しその粋を集めてやっと出来上がる「鞍」は、職人たちに“革の極致”と言われるほど、素材選定の目や多様な製造技術の高さが問われます。 最高の「道具」をつくる。 このミッションに向き合い続けてきたソメスサドルが、馬具と同様に力を注ぎつくり続けてきたもの、それがダレスバッグです。 複雑な製造工程、出来上がったときの品格、使う人を引き立てるオーラ、使うほどに増す貫禄。 「至高であること」を問われる鞄は、職人の思いも特別です。より美しく、より丈夫に、より馴染みやすく、と常に心身を研ぎ澄ませます。 さらなる技術力、そして高品質を追求するためのアンカーとなる製品なのです。 ■厳選を重ねたブライドルレザー使用 「パッサージュ」ダレスバッグは、素材にヨーロッパ製のブライドルレザーを使用。 馬具職人の確かな眼で、良質な革の中からさらに厳選を重ねた、名実ともに最高の革です。 月日をかけてじっくりなめされた厚口の牛革は堅牢度充分、さらに油脂をたっぷり浸透させることでしなやかさを実現しています。 油脂が浮き出たブルーム（白い粉のような成分）は時とともに上品な艶へと変貌、育てる楽しみも存分に味わっていただけます。 ■馬具づくりで培った技術 随所に馬具づくりから受け継ぐ頑強な仕立てを施していますが、特にご紹介したいのは「手縫い」の部分。 2本の針で交互に縫うことで、丈夫さはもちろん、縫い代と糸目が美しく仕上がっています。 口枠と本体の接合部分と4つの角革に採用、消耗が大きい部位でもあり、修理のしやすさにも考慮した構造となっております。 整ったステッチワークに加え、前後の緩やかなカーブやマチの折り目の立体的な美しさにもご注目ください。 口枠は開け閉めのしやすさ、重い荷物を入れたときに歪みにくいことを充分考慮し、絶妙な力加減で組み上げます。 中仕切りのある3室構造は「持ち歩ける抽斗」のごとく書類やPC、タブレットをしっかり収納。 ファスナーポケット、カードポケットやペン差しが機能性を高めます。