澄みわたった大空の下で　オホーツク育ちの黒毛和牛

世界自然遺産「知床」の名前をいただいた知床牛は、その名に恥じることのない高品質の黒毛和牛です。優れた血統の子牛に長年研究を重ねた飼料と厳選した穀物だけを与え、徹底した管理の元、大切に育てています。食品の安全性への責任を重く受け止め、安全・安心を食卓へお届けすることが「生産者の義務」と常に考えているからです。日本食肉格付協会が行う枝肉格付けで、肉質等級が５等級・４等級・３等級のものだけを「知床牛」として出荷します。肉の柔らかさ、脂の甘み、香り、そして口の中でとろけるような食感と、高級牛肉としての要素をすべて兼ね備えています。オホーツク育ちの高級牛として、自信を持ってお届けいたします。

オホーツクの恵まれた自然環境が「知床牛」を育てると言っても過言ではありません。育った土地で和牛の肉質が決まるのです。
牧場は、世界自然遺産「知床」への空の玄関口、大空町の東藻琴に広がっています。オホーツク海特有の澄み切った空気、清冽な水、低湿度が上質和牛の飼育に理想的な環境を形成しています。

牧場スタッフの牛への愛情は、並大抵ではありません。ひとりひとりの想いは、それぞれの家族への想いと同じ、あるいはそれ以上に愛情をそそぎます。生産者としての誇りと牛への感謝の気持を愛情とともにそそぎます。スタッフも牛も、一つのファミリーなのです。
知床牛はとてもデリケートです。ですから、スタッフが牛の瞳を見ながら、給餌機でえさを与えています。牛たちは演歌の流れる牧場でリラックスしています。

味へのこだわり

■品種＜黒毛和牛＞

とろけるような美しい霜降りです。肉質が軟らかく、牛肉の中でも最高ランクとされる肉用種です。

■飼育環境＜銀嶺水の賜物＞

花と森と丘に囲まれた東藻琴の雄大な自然環境と、水量も豊かな清冽な水。それが、知床牛独特の旨みの「かくし味」となっています。藻琴山を源とする湧き水「銀嶺水」（北海道名水百選に認定）を使っているため知床牛の肉質管理が常に安定しています。

■飼料＜味を支えるパワー＞

選びぬいた穀物、草原の香りすらする牧草。麦の配合率を高めることで肉の甘みをひきたたせています。弊社では「より上質へ」をめざし、飼料会社とノウハウの交換と研究を重ね、安全・安心な飼料を使用しています。

■飼育方法＜かよい合うこころ＞

愛情をたっぷりと注ぎます。牛の瞳を見つめます。人の都合ではなくて、牛の都合を聴くために･･･。牧場にはおおらかな演歌が流れています。なぜか人も牛も気持良く体が動きます。知床牛は、牧場スタッフの愛情と人情をたっぷりと注がれて健康に育ちます。