津軽塗 手許箱 七々子塗/黒【 民芸品 工芸品 雑貨 日用品 】

安心感と重厚感を兼ね備える、津軽塗の手許箱です。玄関先や応接間にいかがでしょうか? 七々子塗の語源である、「ななこ」は、津軽の言葉で、筋子や数の子ような、魚の卵が集まっている状態のものを指します。可愛らしい言葉の響きとは裏腹に、その紋様を仕上げるには多くの手間がかかり、津軽塗の技法の中でも特に難易度の高いものの一つとされていますが、飽きの来ないシンプルなデザインで、津軽塗のスタンダードとして、さまざまな商品に採用されています。七々子塗は丸い輪っかの模様が特徴的です。これは、菜種を蒔きつけてつけた模様です。ですので、きちんとした丸い形ではなく、いびつなものもあったり、大きいものも小さいものもあります。津軽塗の4技法の中の1つで、津軽塗がはじまったとされる遥か昔からあるとされています。種漆(七々子塗り専用に、特別に配合した漆)を丁寧に、均等に塗り、菜種を蒔きつけます。1~2日乾燥させ、菜種を剥ぎ、ある程度、模様の高さを揃えるために種磨き(ヤスリや砥石などで軽く磨く)をし、色漆を数回塗り、研ぎ出し、仕上げます。唐塗とは違い模様の凹凸が低いため、均等に、綺麗に研ぎだすというのは至難の技です。下積みをしっかり重ねてきた職人以外は綺麗に仕上がりません。 ムラになったり、模様が無くなったりします。塗る回数は唐塗の方が多いですが、七々子塗のほうが値段が高いというのは、そういった技術的な要素があるためです。上品な見た目ですので飽きがこず、長く使用して頂けるものとなっております。この機会に是非いかがでしょうか。 ※画像はイメージです。 ※画像は塗見本ですので、塗自体は同じものですが実際に塗る商品の形状や面積によって、一つ一つ微妙に色合いや模様の細かさ等は異なります。 ※サイズは、おおよそのサイズです(多少の個体差がある場合がございます)。 ※受注生産となる場合があり、その場合は通常2ヶ月前後(最大5~6ヶ月前後)の発送となります。 事業者:小林漆器株式会社