青森県産りんご 葉とらず紅玉 3K箱【1425256】
「掛け合わせ不明」の昔ながらのりんご。 我が国に西洋りんごが伝わった明治初めからの品種で、我が国のりんごの歴史と‘共にある’と言えます。 昭和40年代、時代に合わない品種だと批判され、一時淘汰されてしまいました。 しかし一方で紅玉がほとんど無くなってしまったころから、料理やお菓子作りに適したりんごがなくなってしまったと批判もされたようです。 生産者としては、已む無く品種更新していったという気持ちもありましたので、複雑な気持ちになった思い出があります。 その後、期待に応じて栽培を再開することになりましたが、栽培してみると、果径が小さく、ツルも短い、落ちやすい、収量の割りには労力が多くかかり、経済品種ではないようです。貯蔵中に様々な欠点が出てくるのも以前と変わりません。そのために、産地全体では生産量はさほど増えず、小売店では短期間しか販売されない最大の理由です。ただ、加工適性は高いようですので、短期間の内に調理した状態にして保管しておくことが有用のようです。 また、スマートフレッシュ処理という新しい技術に適していることが判り、長期保管されているものもあります。 ‘昔の紅玉’は縦に鮮やかな縞が入る特徴があったかと思いますが、それに比べると果皮色は濃い赤色になるものが‘枝変わり’の中から徐々に選抜されてきたため、かなり暑い残暑の秋でも着色にはあまり苦労しなくなったのは進歩したようです。この濃紅色を利用した加工も人気のあるところです。 その紅さを利用しつつ、酸味の強い紅玉ですが、敢えて葉を摘まない栽培方法を取り入れることで、酸味と味の濃さを両立させることができると考えており、「葉とらず紅玉」でご提供することにしました。 様々な問題があっても栽培を続けていく計画です。
- 容量
- ■お礼品の内容について ・りんご葉とらず紅玉[約3キログラム(果実重250g前後で12個入り)] 原産地:青森県黒石市