生産者ストーリー

代表の哘 清悦（サソウ セイエツ）です。
標高1,000mを超える八甲田山系のふもと、青森県七戸町の大自然の中で農業を営んでいます。

自動車メーカーを退職後Ｕターンして就農。平成6年に有限会社みちのく農産を設立しました。

当社の長芋づくりは、親の代から約４０年も続いています。
栽培技術の向上と自社専用の冷蔵庫を導入することで、品質のよい長芋を通年提供することが出来るようになりました。
糖度が高くきめ細かく粘りのあるみずみずしい長芋をぜひご賞味下さい。

長いも発祥の地・七戸

青森県は長芋の出荷量が国内ではトップクラスの県です。
その中でも七戸町は県内でも有数の産地で、町の特産品として位置づけられています。
古くは江戸時代から長芋の生産があり、この頃からこの地方の特産品であり、上納品でもありました。
そのため、長芋発祥の地と今でも言われています。

長芋の収穫は年2回。
その年に植えた長芋を秋に収穫する「秋掘り」と、冬を越して次の年の春に収穫する「春掘り」があります。
青森県の太平洋側にある七戸町は、腐植が多く１ｍ以上の厚い層の火山灰土の黒ボク土の畑地が多くあります。
そのため、根菜類の栽培に適した土地になっています。

八甲田山脈東側に位置し、きよらかな水で育つことが七戸町の長芋が美味しくなる理由です。
寒い時期を土の中で過ごすことや、昼夜の寒暖差により、糖度の高い長芋ができます。
きめ細かく粘りがあり、みずみずしいのが特徴です。

体にいい『長いも』

長芋には、でんぷん、タンパク質、ミネラル、ビタミンCなどが多く含まれます。
また、ネバネバ成分が体内に入ることで、疲労回復に大きな役割を果たすそうです。

そのネバネバの正体は食物繊維で、糖質の吸収を遅らせると言われています。
食後の血糖値の上昇を抑えるため、インシュリン分泌も少なく抑えることができます。
そのため、食後血糖値をコントロールできない糖尿病患者には、身体に優しい食べ物と言われています。

また、サポニンとよばれる成分が血管壁に付着したコレステロールに効果的で、コレステロールの値を適正にする働きも期待できるそうです。
抗酸化作用もあるとされ、成分のサポニンは解毒作用の成分と共に肝臓の健康を促進するそうです。