濃厚な毛ガニを食べたいなら三陸産の毛ガニ！

今が旬！茹でたてを楽しむ ‟活“ 毛蟹

三陸の冬を代表する海の幸・毛蟹。ギュっと締まった身、濃厚なみそを最高の状態で楽しむなら、茹でたてが一番！毛蟹の美味しさを味わってもらうため、生きたまま届けることにこだわっているのが大槌町の鮮魚店・魚よしです。

「毛蟹はカニのナンバーワン。茹でたてが最高」

三陸の毛蟹の旬は2～3月ごろ。海水が冷たい時期は毛蟹のえさとなる植物性プランクトンが豊富で、十分に成長したっぷりと身が詰まった毛蟹が水揚げされます。
大槌町民の毛蟹の食べ方はほぼ一択！大きな鍋に湯を沸かして茹で、熱々を剥いて食べる。「毛蟹の味の良さはカニの中でもナンバーワン。茹でたての香りと食感は最高です」。魚よしの代表・平野将さんはそう言います。

手間を惜しまず、生きたまま届ける

生かして届けること、そのまま茹でるだけで良いように丁寧な下処理を施こすこと、このふたつが魚よしのこだわりです。魚市場で仕入れた毛蟹をそのまま発送するのではなく、ここでひと手間。「ひと晩、海水の水槽に入れておくと水が茶色く濁ります。海底の砂地にいる蟹の体内のものを吐かせてきれいにすることで、毛蟹本来の味を味わっていただけます」。実は繊細な毛蟹。少しでも塩分濃度が薄いと死んでしまうため、管理には神経を使います。生きた状態で届くよう活きの良いものを厳選するなど、海産物の目利き・平野さんが選び抜いた毛蟹だけが返礼品として全国に届けられています。

震災後、いち早く店を再開

平野さん兄弟と母、従業員で切り盛りし、顔なじみの客も多い魚よし。東日本大震災では、店舗があったショッピングセンターが被災し、再開のめどが立たない中、父・昭右エ門さんが「大槌の人たちが困ってるんだから早く店をやらなきゃだめなんだ」と、自社倉庫を改築しいち早く店を再開、町民に喜ばれました。
昭右エ門さんが亡くなってからより一層、その存在の大きさを実感することが増えたと言う平野さん。「『父さんに世話になったから』と言って同業者やお客さんが良くしてくれる。大槌の人のつながりに助けられています」。

だからこそ、父から引き継いだ家業を通して、地域に貢献していきたいという思いは人一倍。「皆さんから頂いた恩を次の世代に返していきたい。大槌で商売を続けていくことが恩返しです」。少し照れ屋だけれどあたたかい平野さん一家の人柄も魅力の魚よし。大槌を訪れる際には立ち寄りたいお店です。

濃厚！毛がにの特徴

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