
三代続く農家が、味噌づくりと育む未来
先代から受け継いだ農業と手づくり味噌の味を今に伝える米鶴まいつるfarmさん。
その中心を担うのは、二代目の上野昭子あきこさんと三代目の千鶴ちづるさんです。
上野家のお嫁さんとなった千鶴さんは、農作業や仕込みを手伝ううち、その魅力に気付き農家に転身。
味噌づくりの技と味を引き継ぎながら、米鶴farmの未来にも夢を膨らませています。
大槌に伝わる技と麹で寒仕込み
三代続く“上野さん家の”手づくり味噌
地元の農家が手掛ける、三代受け継ぐ手づくり味噌。丹精込めて育てたあきたこまちを伝統的な製法で米麹に加工し、大豆の中でも粒が大きい遠野産ナンブシロメをふっくら煮上げ、一つ一つ丹念に仕込みました。
1年2か月ほどかけて、ゆっくり熟成された味噌は、昔ながらの絶妙な塩気と、米麹のポクッとした食感がたまらない逸品です。
竈の火を絶やさず、豆と釜と向き合う仕込み
大槌町の寒さが一番厳しい2月から3月にかけて、麹の生産に合わせて4日に一度のペースで行われる仕込みは、地域で長年使われ続けてきた歴史ある三斗釜と、煉瓦造りの竈の火を一晩中絶やさずに行います。
仕込みを担うのは、初代から味噌の味を受け継ぐ二代目の上野昭子さんと、三代目として腕を磨く千鶴さん。昔ながらの手づくり味噌は、“上野さん家の味噌”として、時代を越えて親しまれてきました。
限られた生産数は、手づくりの証
地元産直でも評判の人気商品である「千味噌」ですが、大槌町で手づくり味噌の生産・販売を続けているのは、今では米鶴farmだけ。一つ一つが昭子さんと千鶴さんによる手づくりのため、皆さんにお届けできる数はわずかです。この機会にぜひご堪能ください。
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