日本の宮城県北部に位置する“加美町”。 美しい山や清流などの豊かな自然に恵まれ、冬は雪も深く、四季の美しさ溢れる地です。 その地に私たちが営む工房があります。 職人と営業スタッフを含め十数名の、小さな工房です。 昨今、人の手をあまり必要としない自動編み機 (コンピューター編み機)で作られた 量産品が市場の多くを占めるようになりました。 そんな中でも、手仕事のニット作りを 職人たちとともに守り続けてきました。 現代では姿を消しつつある手動編み機とリンキング縫製機を使用した技法に特化し、 ニット作りを熟知する職人たちが、ひとつひとつの工程を分業体制で協力しながら 一着一着、真心を込めてニットウェアを編み上げてゆきます。 気持ちと愛情を込めるから、 やわらかく、やさしい。 私たちが届けたいのは、消費される服ではなく、 ずっと着てもらえる服。 職人が手仕事で編むニットは、自動機には出せない風合いと美しさに満ちています。 製造から販売までを責任を持って行い、 手仕事を愛する作り手の私たち自身で、 たくさんの方々へお届けする。 そんなことができたらどんなに素敵なことだろう。 守り抜いてきたこの日本の素晴らしい技術を、 私たちのニット製品を、国内および 海外の方々にも知っていただきたい。 そんな想いを胸に、 2011年11月、ブランド「白田のカシミヤ」を立ち上げました。 特にカシミヤに力を入れ、 リネン・シーアイランドコットン・シルクなど、良質な 天然繊維だけを扱うオリジナルブランドです。