山形県 鶴岡市 (やまがたけん   つるおかし)

ハワイ RAKU 陶壺《宙へ》

「ハワイ RAKU」は、日本から伝えられた楽焼(らくやき)をもとに、鉱物原料を加えた釉薬、還元焼成という焼き方で生まれた、奇跡のような発色が特徴の焼き物です。 ※写真はイメージです。

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容量
ハワイ RAKU 陶壺《宙へ》1点 重さ:3~4kg程度 サイズ:W37×H47cm 材質:粘土(楽白)、ハワイ産釉薬 提供事業者:羽黒山椿窯

写真

勝木章子(羽黒山椿窯)プロフィール

昭和24年、長崎県生まれ。父の転勤で各地を回ったのち、埼玉の地で小学校の教員となる。その後、夫の実家である鶴岡市羽黒町に引っ越す。49歳のとき、東北芸術工科大学の創立と同時に陶芸コース研究生に。2年間ひたすらに電動ろくろに向かい、大物の壺の作成と加飾の工夫に汗する。修了後、羽黒山椿窯を開窯。現在に至る。

〇受賞歴
山形県美術展 山形放送賞(平成30年)、入賞9回以上
山形県社会福祉展 県知事賞(平成27年)、社会福祉協会長賞(平成28年)
河北新報社展 入選5回
笠間陶芸展 キリンビール賞
白甕社展 致道博物館賞、今井繫三郎賞(平成30年)、本間美術館賞

転校や主人のUターンに伴う転居など、私は幼少期から身の回りの変化に追いついていくのが精一杯でした。でも、それに順応するのではなく、いつの間にか「楽しいこと見つけ」が上手になっていました。

そんな自分ですが、熟年と言われる歳になっても成長し続けています。美術とは縁遠かった私は、53歳でふたたび大学の門を叩きました。美大の研究生です。「さあ来い!」とばかりに挑む私は、いつのまにか土や轆轤(ろくろ)に慰めてもらう立場になっていました。

あれから20年。いまだに「楽しいもの見つけ」の姿勢で作品に向かっています。

「ハワイ RAKU」について

明治の頃、ハワイに渡った移民たちの荷物に、小さな白い楽焼の茶碗がありました。その楽焼の「楽」という漢字の意味を「楽しく簡単」と理解したハワイの人々は、自分たちの楽しみ方で焼き物を広めていきました。「『詫び、寂び』は理解できないけど」と言いながら、ハワイの太陽に負けないほどの輝きをもつ作品を楽しんでいます。

ハワイでの「楽焼」は次のように作られます。まず陶器を100℃の状態で窯から出し、バナナの枯葉やコーヒー豆のかす、新聞紙を入れたトラッシュ缶の中に入れること15分。陶器は缶の中で燃え続け、酸素を使い切ると、還元という状態になります。酸素のない状態で釉薬の銅は赤の発色に変わり、いつまでも燃えカスが残る箇所は、さらに赤金銅に輝きます。白の釉薬はそのまま溶け、還元の作用で出たカーボンのすすが、貫入というヒビ模様の中に入り込み、黒いヒビ模様に変わります。

このような作り方をもとに、私は羽黒の自宅で工夫して「ハワイ RAKU」を作っています。日本で容易に手に入るもみ殻を中心に、カンナくずや新聞紙、消し炭などを入れた缶の中を還元状態にします。酸素が残っている場合は、さらに消し炭を加えるのが最善の策です。約20分後、缶から出し、即バーナーで白い釉薬の表面のすすを焼き切ります。ねらいの発色のときに冷水に入れて発色を保ちます。

※軽量化のため、底に穴が空いています。生花の花器としてご使用の際は、水をペットボトルに入れてください。

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