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山形県天童産『はえぬき』とは

山形県天童市は、豊かな湧き水と肥沃な土壌に加え、昼夜の温度差が大きいため、米づくりに最適な条件を備えた産地として知られています。

降り積もった雪により、水田は一面の銀世界となっています。
昨年の秋に撮影した下の写真と同じ水田ですが、いかがでしょうか。

黄金色の田園風景は、今や白一色になってしまいました。
雪がとけるまで、水田はひと休みです。
降り積もった雪の下で、水田の土は、今じっくりと水分と養分を蓄えています。
天童のお米に「旨み」や「艶」があるのは、雪の下で充分に潤いと栄養を蓄えた土壌のおかげなのです。

水田の春の様子

長かった冬も終わり、ようやく春の日差しが戻ってきました。
一面の銀世界だった水田も、降り積もった雪がすっかり溶けてしまい、雪の下に隠れていた茶色の土が久しぶりに顔を出していました。
冬の間、水分と養分をしっかりとため込んだこの水田は、近寄ってみると、ほんのりと土の匂いがします。水田に水が引かれ、田植えがはじまるのを今はじっと待っています。

水田の秋の様子

天童市内には奥羽山脈を水源とする倉津川や立谷川、押切川、乱川など大小様々な河川が東西に流れており、本市の肥沃な土壌を形成しています。これらの清流は市内の田畑を潤し、県の母なる川「最上川」へと流れていきます。

このような恵まれた環境により、本市では昔から稲作が行われてきました。本市の西部に広がる穀倉地帯には、国指定の西沼田遺跡があります。この遺跡は６世紀頃の農村集落の遺跡であり、住居跡の他、高床式倉庫や水田へ水を引き込むための水路跡、稲作に使用された道具等が見つかっています。その当時からこの地域では、稲作が盛んに行われていたことがわかります。

『はえぬき』は山形を代表する名品種であり、隠れた人気を博しています。お米の粒がしっかりしているため、型崩れせずにふっくらと炊き上がります。また、冷めてもおいしく食べられることから、おにぎり・お弁当にぴったりの品種になります。

実りの秋を迎えました。稲刈りシーズンの到来です。
是非天童産「はえぬき」の美味しさをご賞味ください！！

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