はじめに、素材ありき。“旬”を活かす工場

「セゾンファクトリー」があるのは、有機農業で有名な山形県高畠町。町内でも緑豊かな山麓に、工場があります。「セゾンファクトリー」とは、「季節、旬を活かす工場」という意味。
“旬”とは、美しい日本の四季が生み出す農作物が最も強く輝く時期。その一瞬を逃さず、一番おいしい時期の素材を活かしたものづくりにこだわっています。

素材は価格ではなく、品質優先。「日本の四季」をテーマに、日本、世界中へ旬のおいしさを探し求めます。食べものは、素材以上の味はつくれません。素材を提供いただく生産者との出会いとつながりを大切にし、実際に産地まで足を運び、自分の目で素材を見極め、栽培している環境を肌で感じる。ここから商品づくりが始まります。

▲自社農園も運営。「地域に新たな特産品を」と20年以上前にバジルプロジェクトをはじめ、毎年フレッシュでおいしいバジルを大切に育てています。

“ひとの手の力”で、素材のよさを最大限引き出す

味について一切の妥協をしないものづくりが、セゾンファクトリーの原点。そのために大切にしているのが「人の手の力」です。農家の方々が丹精込めて育てた農産物の魅力を最大限活かすため、香りや色、熟し具合を見て、最適な瞬間を見極めます。そして、皮むきから瓶詰めまでを職人たちが一つひとつ丁寧に加工。

機械でつくるように大量生産はできませんが、人の手の届く範囲、目で確認できる範囲で丁寧につくっていきたい。ひとの手だからこそ引き出せる、旬の味をぜひお楽しみください。