55-A ヒロロ細工 手提げバック
ヒロロと呼ばれる植物を編み込んだ、手作りの手提げバッグです。 編み組工芸は、農作業や山仕事などに使われてきた縄籠(スカリ)の技法を活かし、日常の生活に用いる籠やザルを作る技術として発展しました。 雪に閉ざされる会津地方では、冬の仕事として受け継がれ、現在では手提げバッグやポーチなどの小物づくりで活かされています。 平成15年に伝統工芸品に指定されている、歴史ある工芸品です。 自然の素材による素朴な色合いが特徴で、普段使いや和装のアクセントなど、幅広く合わせられます。 頑丈な造りで、使い込むうちに独自の風合いでなじむため、数十年と末永く愛用いただけます。 ひとつひとつ職人が編み込むため、表情が異なるのも魅力です。 会津の編み組細工には、ヒロロ細工・山ぶどう細工・マタタビ細工などがあります。 【ヒロロ細工】 ミヤマカンスゲとオクノカンスゲの2種類のスゲを、会津の方言で「ヒロロ」と呼ぶことからヒロロ細工としています。 その他にもアカソ、モワダなど決まった時期にしか収穫できない材料を収穫し、手間暇かけて加工してから作品作りが始まります。 過酷な山から数種類の材料を揃える必要があるため、完成までに時間を要する細工です。 ヒロロ細工は編み方が細かく、レース編みのような仕上がりになる事が特徴です。 製品になるまでの工程が他の素材より多いので、素朴さの中にも独自の繊細さがあります。 ※日焼け防止のため直射日光を避けて保管してください ※着日指定不可 【素材】 アカソ モワダ ヒロロ 【サイズ】 横31cm 高さ20cm 幅11cm 【製造/加工の内容】 ・乾燥~なめし~編み組 【製造者】 ヒロロ細工齋藤タケ子 福島県会津坂下町金上西村212