お届けする米が育つ潮来市北部は、古くは古墳時代、景行天皇に「香澄の里」と呼ばれた、歴史の古い土地です。 近代では「牛堀」と呼ばれ、葛飾北斎の「富嶽三十六景」にも「常州牛堀」として描かれております。 同作品に大型の船が描かれている通り、潮来は東北方面から来る船が銚子をまわり江戸に入る途中に立ち寄る水上交通の要衝でした。 浮世絵では船上の人が米のとぎ汁を霞ヶ浦に流しています。 船の食料は港で買うものですから、食べる米はきっと香澄の里でつくられた米だったのでしょう。 北斎遊学館の米「北斎」は、これまでの地域の歴史に恥じないものであるように、丹精込めて作られております。 炊き上げた大粒のコシヒカリは高く粒が立つほどに粘り強く、つやめくほど滑らか。 口に含めば舌の上でほどけ、噛むほどに心地よい歯ごたえと甘みが広がり、そして地名の通り、澄んだ香りが鼻を抜けます。 舌の上で歴史を感じられる、そのような米になるよう励んでおります。 ■生産者の声 ●栽培について 米作りで重要な水については、茨城県霞ヶ浦の東、行方台地の地下水を使い育てております。 土はキノコの廃菌床、米ぬか、落ち葉など、植物性の原料でつくっております。 栽培期間中除草剤は田植え後、一番イネが成長する季節に一度だけ使用しております。 健全で大きなイネになるよう、地域の環境に合わせた方法で米作りを行っております。 ■注意事項/その他 ・美味しく召し上がっていただくため、到着後1ヶ月以内の消費をお勧めいたします。 ・直射日光を避け、風通しがよい冷暗所で保管ください。 ・品質に問題があった場合、お礼品到着後1週間を目処にご連絡ください。