シャリシャリとした食感と甘さは、柿のイメージを一新しました。柿は食べないとする人も、この柿だけは違うとのご意見を多くいただいています。一枝に一果しか付けさせないため、適切に摘蕾(てきらい)と摘果を行います。そうすることにより味の良い大ぶりの柿になります。令和5年10月の柿「太秋」の品評会で茨城県知事賞(第一位)を受賞(5個提出、平均重量477g)しました。味、形、害虫被害、病斑などの厳しい審査を乗り越えての受賞となりました。品質は折り紙付です。 ■生産者の声 　除草剤は一切使用せず、バロネス(大型の除草機械)や刈払機で除草をしています。こうすることにより刈り取った草も土の肥料となります。また、鶏糞、牛糞、くん炭、腐葉土、魚粉、油粕、蛎殻石灰などの有機肥料を中心として使用しているため、土の団粒化が進み、ミミズが盛んに活動しています。土がとても健康です。冬季に剪定の工夫、樹皮の剥皮、枝と幹にコモを巻き害虫捕殺などにより減薬にも努めています。また、PH計で土の状態を計測し柿畑の状態を適切に管理しています。　かすみがうら市は古くから果樹の里、その伝統を受け継ぎ、筑波山の筑波おろしを受け美味しい柿作りに邁進しています。