「美味しい」の声が聞きたくて

ブルーベリー南園を営む山中敏弘さんは、都会で35年間のサラリーマン生活の後、地元小山市に帰って山林を一から開拓し、ブルーベリー農園を開園しました。
無農薬、米ぬかともみ殻の有機肥料で育てたブルーベリーは、虫取りや摘み取りもすべて手作業で行っています。また、通常冬に行う剪定・摘花作業は、風通しを良くし害虫の発生を抑えるため暑い夏にも欠かせません。
お客さんの「美味しい」の声を励みに、季節を問わず一粒一粒のブルーベリーと向き合って栽培に精を出しています。

選び抜かれたブルーベリー

日本で栽培されるブルーベリーの品種は100種類以上もある中、南園では山中さん選りすぐりの20種、計600本を奥さんとたった2人で栽培しています。６～8月にかけて極早生、早生、中生、晩生と収穫が続き、早朝から畑での作業が続きます。
南園で栽培するブルーベリーは大きく分けて2系統の品種があり、早熟で酸味と甘味のバランスが絶妙なハイブッシュ系品種と晩生で甘味の強いラビットアイ系品種など品種ごとに味や風味が異なります。それぞれの品種でパッキングとラベリングをしているため食べ比べを楽しみながら、自分好みのブルーベリーを見つけてみてはいかがでしょうか。

地元で愛される農園へ

南園は2014年から山林を開拓し、ブルーベリーの木を植え始め、2018年に直売、摘み取り販売を開始しました。開園当時はまだまだ地元での知名度は低かったですが、看板を新しく作ったり、地元の直売所で販売をしたり、ふるさと納税での取り扱いを始めたことにより、徐々に来園者が増え、今では近くの保育園や子供たちが摘み取り体験に訪れます。口コミでの評判も高く、大人から子供まで喜んでもらえるブルーベリーをぜひご賞味ください。