埼玉県 北本市 (さいたまけん   きたもとし)

石戸蒲ザクラ100周年記念 Kenichi Kondo 七宝ネックレス「憐」【七宝 七宝焼き 装飾 ギフト 作品 手づくり 桜 さくら】

北本市内、荒川を望む田畑や木々の多い土地にアトリエを構え、日々製作しています。 石戸蒲ザクラの国指定100周年を記念して製作したネックレスをお届けします。 【七宝 七宝焼き 七宝焼 ネックレス アクセサリー 桜 蒲ザクラ ギフト プレゼント 一点物】

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容量
七宝ネックレス サイズ:七宝部分直径8mm、チェーンの長さ400mm(40cm)、重量1g 素材:七宝釉薬、銀(純銀、シルバー925)

樹齢約800年の桜に想いを!「石戸蒲ザクラ」をモチーフにした七宝シリーズ

日本五大桜の一つで、大正11(1922)年10月12日に国の天然記念物として指定された「石戸蒲ザクラ(以下、蒲ザクラ)」。
埼玉県北本市にある東光寺という小さなお寺の境内にそびえ立ち、鎌倉時代から約800年間この地を見守ってきました。
今回、蒲ザクラの国指定100周年を記念し、埼玉県北本市と日本文化の入り口マガジン『和樂web』、そして北本でアトリエを構える七宝作家、近藤健一さんがコラボ。
蒲ザクラをモチーフにした七宝作品をつくりました。生命力感じる作品をお楽しみください!

蒲ザクラを軽やかに身にまとう、七宝アクセサリー

色の白い小ぶりの花を咲かせる蒲ザクラ。ネックレスと帯留めでは花の可憐さを表現しました。

ネックレス「憐」

晴れた日の空に向かって花が咲くようすをぎゅっと閉じ込めたネックレス。透明1色、ピンク2色、白2色、青2色の合計7色を、直径8mmの素地に少しずつ焼き付けました。

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■ネックレス「憐」
サイズ:七宝部分直径 8mm、チェーンの長さ 400mm(40cm)、重量 1g
素材:七宝釉薬、銀(純銀、シルバー925)

※受注生産。手づくりのため個体差あり。
※落としたり強い衝撃を与えると、変形したり七宝釉薬がかけてしまうことがあります。

世界に1本の名木「石戸蒲ザクラ」

蒲ザクラはエドヒガンとヤマザクラの自然雑種で、樹齢は800年以上。植物学的にとても珍しい品種で、太い根元から四方に幹を伸ばした独特の枝ぶりと、小ぶりの白い花が特徴です。指定当時は支幹が4本あり、高さは12メートル、根回りは約10.8m、枝の広がりは平均13m。春になり花がひらくと、隣の市からは「白い小山のように見えた」というほどの巨桜だったそう。
現在は4本のうち残った1本の支幹と、昭和50年代以降に生えたひこばえの1本、合わせて2本が支幹となって命をつないでいます。

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満開の蒲ザクラ。根元には源範頼の墓と伝わる石塔。令和4(2022)年4月2日撮影(和樂web)

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根元には板碑がいくつも建てられた。範頼の供養塔ともいわれている。※板碑は現在、桜を保護するために境内の収蔵庫で保管されています。「正面の高き板碑には貞永2(1233)の年号あり、中央の石塔は範頼石塔なり」『史蹟名勝天然紀念物調査報告. 第34号』(国立国会図書館デジタルコレクションより)

蒲ザクラの「蒲」は、蒲冠者(かばのかじゃ)や蒲殿(かばどの)などと呼ばれた源頼朝の弟、源範頼(みなもとののりより)にちなんでいます。謀反の疑いをかけられ伊豆の修善寺に幽閉されていた範頼は、この地まで逃げ延び、ついていた杖を土にさしたところ、それが根付いて桜の巨木になったという伝説があります。

また、江戸時代になると『南総里見八犬伝』の著者である滝沢馬琴(たきざわばきん)の随筆『玄同放言(げんどうほうげん)』をはじめ、数々の随筆や地誌に取り上げられました。蒲ザクラの評判は江戸市中にまで広がり、遠くから観に訪れる人も多くいたといいます。

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挿絵を担当したのは渡辺崋山(わたなべかざん)。『玄同放言』瀧澤觧瑣吉甫 著/渡辺崋山 画/国文研等所蔵提供:ROIS-DS人文学オープンデータ共同利用センター(http://codh.rois.ac.jp/)画像は該当部分のみ抜粋

令和元(2019)年には台風19号の影響で一部枝が折れてしまうなど、さまざまな影響を受けながらも根を張り続けている蒲ザクラ。強い生命力と同時に、どこか物寂しさも感じられます。そんな蒲ザクラにパワーを注ぐかのような、生命力溢れる作品です。

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根元からは新しいひこばえが伸びてきているようすが確認できる。令和4(2022)年4月6日撮影(和樂web)

つくり手の思い

「蒲ザクラは北本市のシンボルでもありますが、800年以上同じ場所で生き続けていること自体とてもすごいなと思います。現在の蒲ザクラは、国指定時の全盛期よりも不安定な状態というのを耳にしました。彼もしくは彼女(蒲ザクラ)自身も、力強く生えていた時と比べて、今はとても大変かもしれません。過酷な状況ながらも可憐に咲き誇る、蒲ザクラに思いを馳せながら製作しました」(近藤)

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源範頼の伝説とともに花開き、以来800年もの間北本の人々を見守ってきた蒲ザクラ。可憐さと力強さを併せ持ち、いぶし銀のような輝きを放つ銘木の美しさを、ぜひお手元でお楽しみください。

近藤健一 Profile

1981年 名古屋生まれ
小学生の時にさいたま市(旧浦和)に引っ越す
武蔵野美術大学金工卒業
卒業後七宝に(正式に)出会い、のめりこむ
現在、埼玉県北本市内の荒川を望む田畑や木々の多い土地にアトリエを構え、日々制作を行う

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撮影:江澤勇介

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