国士舘大学への寄附(区内大学等応援補助事業)
世田谷区は区内の大学の活動を支援することで地域社会の発展につなげるため、ふるさと納税制度を活用した大学等応援補助事業を行っています。
学校法人 国士舘
国士舘は1917(大正6)年、激動の大正中期、創立者柴田德次郎ら青年有志が、智力と胆力を備えた有為の人材の育成に思いをはせ、東京・麻布の地に私塾「國士館」を創立したことをもって始まりとします。建学の精神には、「国を思い、世のため、人のために尽くせる人材『国士』の養成」を掲げ、創立以来、19万余名の卒業生を社会の各界に送り出し、確かな人材育成の実績を重ねてきました。
現在は、東京都内に3つのキャンパスを構え、文理7学部10研究科を擁する総合大学として多様な学びを提供しています。国士舘は、これからも時代の変化と社会の課題に向き合いながらさらなる発展を続けていきます。


寄附金の使い道
1 留学生日本語スピーチコンテスト

国士舘大学では、日本語を学ぶ留学生が日頃の学習成果を発表し、互いに交流を深める場として「留学生日本語スピーチコンテスト」を毎年開催しています。
コンテストでは、参加者が日本語で自らの経験や母国の文化、日本での生活、将来の夢など、毎年異なるテーマでスピーチを行います。表現力や発想力に加え、日本語運用能力や内容の独自性が評価され、優秀者には表彰が行われます。
このイベントは、留学生にとって日本語学習の大きな励みとなるだけでなく、聴衆にとっても異文化理解を深める貴重な機会です。会場には学生・教職員・地域の方々も集まり、毎年温かな雰囲気の中で留学生のスピーチが披露されます。
国士舘大学は、このコンテストを通じて、多様な文化や価値観が交わる学びの場を創出し、国際交流と相互理解の促進に努めています。
【寄付金の活用方法】
留学生に対する励みとして入賞者に贈呈する記念品に活用いたします。
2 国士舘大講堂見学ツアー

創立期から残る唯一の建物である「国士舘大講堂」は、多くの学生や教職員、地域の人々が集い、学びや文化を共有してきた歴史的建造物です。関東大震災・東京大空襲・東日本大震災等、多くの危機を乗り越え、平成29年に国登録有形文化財(建造物)となりました。都内で最も古い講堂でもある国士舘大講堂は、荘厳な外観と広々とした大空間を有し、学園行事や式典、文化イベントなど、さまざまな場面で活用されています。本見学ツアーは、普段入る機会の少ない大講堂内や本学の沿革史資料を公開している展示室を、学生ガイドの解説とともに巡ります。
文化財に関心のある方をはじめ、学生や卒業生、地域の方々もご参加いただいており、大講堂の魅力や特徴、歴史的エピソードを聞きながら、大講堂の厳かな雰囲気とそこに込められた想いを体感し、国士舘の歴史の一ページを直に感じられる貴重な機会となっています。
【寄付金の活用方法】
「国士舘大講堂」の保全・防災など整備強化に活用いたします。