日本大学文理学部への寄附(区内大学等応援補助事業)
世田谷区は区内の大学の活動を支援することで地域社会の発展につなげるため、ふるさと納税制度を活用した大学等応援補助事業を行っています。

日本大学文理学部(学校法人日本大学)は、桜上水に昭和12年(1937年)からある私立大学です。
建学の精神「自主創造」の基、延べ8万6千人の卒業生を輩出し、現在も1学部18学科で社会に貢献する姿勢を持った多様な人材を養成しています。
世田谷区とは、地域社会の持続的な発展に資するため「日本大学文理学部と世田谷区との連携・協力に関する包括協定」を平成30年に締結し、様々な分野で連携を図り大学の教育・研究成果を還元してきました。
ふるさと納税は、区民の皆さまが利用できる大学図書館等の運営費のみならず、
小・中学生向けに毎年実施しているイベント「科学実験・文化フェア」、在学生が主体的に運営しているボランティアサークルなど様々な活動に活用させていただく予定です。
大学の教育・研究活動を、積極的に社会に還元するために、ふるさと納税制度を活用したご寄付にご理解とご賛同を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
寄附金の使い道
1 図書館等施設開放


本学部図書館の蔵書は、人文科学から自然科学まで、約95万冊と、日本大学で最大の蔵書規模を誇り、区民の方も利用できます。本学部18学科に関係する専門図書のみならず、一般書籍も数多く所蔵しています。小説・新書といった区民の方の需要の多い書籍購入費に充てさせていただきます。
また、百有余年の歴史の間に、学術研究の深化と教育普及に供するための資料を系統的に収集し、調査、研究、保存管理を行っており、定期的に資料館で一般公開していますので、その経費として活用予定です。
加えて、町内会の防災塾など区民団体向けに本学部の会議室等の貸出をしています。光熱水費等の抑制の観点から制限をかけていますが、ふるさと納税でご支援いただけるようでしたら、貸出回数を増やすことが可能となり、地域交流活動などさらなる活性化に繋がります。
2 地域住民向けイベント開催


人文・社会・理学の3系統18学科からなる本学部では、教育・研究成果を還元するために地域の小・中学生向けのイベントを毎年開催しています。そこでは座学ではなく、実際に五感を活かした体験ができます。ふるさと納税により、今まで費用の面で実施できなかった大型実験など今まで以上に魅力的なコンテンツの企画立案が可能となります。
また、心理学科を有する本学では、広く地域に開かれた心理カウンセリング機関として「心理臨床センター」を設置しています。ここでは、お子様からおとなまで、こころの悩みや問題を抱えてお困りの方に寄り添える運営をしています。特に、地域の皆様の子育てのお手伝いをしたいと考え、0 歳〜3 歳位までのお子さんとごきょうだい、保護者のグループ活動として「桜っ子カフェ」を平成24年より開いています。
加えて、本学卒業生で、フジヤマのトビウオの異名で知られる古橋 廣之進氏にちなんだ「とびうお水泳教室」も開催しています。温水プールで、地域の幼児・児童に水泳の楽しさを教えています。
以上のような地域に還元できる付置機関の運営経費にも充てさせていただきます。
3 学生ボランティア支援


本学部には100以上の学生サークルがあり、様々なボランティアサークルがあります。
中でも、読売新聞社を母体に福祉事業を手がけている「読売光と愛の事業団」様から助成を受けたことがある「桜んぼ塾」は、学外においても活躍しているボランティアサークルです。学生の自主性を育みながら、地域の方にも貢献できるサークル活動の活動費に充てさせていただく予定です。
また、本学部が令和2年に設立した「次世代社会研究センター(通称RINGS)」 では、通常の大学の教育研究活動とは別のアプローチで、社会・地域の課題を解決する方法を日々研究・実践しています。例えば、地域の小学生が楽しみながら食事や栄養について学べる食育活動の「あさがおプロジェクト」があります。このような活動は、学生のやりたいことを実現すると共に、大学の持つリソースを地域の方にも還元する活動でもあります。活動資金として充てさせていただくことにより、より活発な活動ができるようになります。