富山県 富山市 (とやまけん   とやまし)

おわら胡弓セット

富山県八尾町の伝統行事「越中八尾おわら風の盆」で使用する和楽器・胡弓を、ご家庭ですぐに始められる「おわら胡弓セット」です。哀調ある「おわら風の盆」の音色をご自身の手で奏でられるセットは、今回ご注文の方に「越中おわら節」の楽譜もプレゼントしています。 (1)特別なサイズと仕様 おわら風の盆といえば、三日三晩に渡り、坂の町を練り歩く。そのための特別なサイズと仕様です。棹は胡弓に使用される材質の中でも、最も高級な「紅木」を使用。硬い木材が、安定した深みのある音を引き出します。 (2)特殊な皮張り おわら胡弓の皮張りは特殊です。表面は四つ皮(猫の皮)、裏面は犬皮を使用します。 こんな八尾町ならではの組み合わせから、哀調のある音色は生まれるのです。弓も駒も地元の竹から手作りしました。 (3)充実のセット内容 ・紅木胡弓本体    棹の長さ:約38cm     胴の大きさ:縦約13.5cm          横約15cm    中子の長さ:約11cm ・弓(毛付き) ・竹駒 ・正絹音緒(色はその都度変更する可能性がございます) ・松ヤニ ・指すり(色はその都度変更する可能性がございます) ・チューナー ・和紙胴袋 ・つや布巾(色はその都度変更する可能性がございます) ・糸(初音糸)太さ:16-1 14-2 各1本 12-3 2本 ・ハードケース 今なら限定でご注文された方に、「越中おわら節」の楽譜をプレゼント! 押し引きが掲載してあるからわかりやすい!届いたその日からチャレンジできます。 ※胡弓本体の胴のサイズはその都度少々前後する場合があります。 ※胴:綾杉なし ※棹:述べ棹 ※小物についてはその都度仕様が異なる場合がございます。ご了承ください。

1,332,000以上の寄附でもらえる
  • 常温
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  • 冷凍
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  • ギフト包装
  • のし
容量
・紅木胡弓本体 棹の長さ:約38cm  胴の大きさ 縦:約13.5cm       横:約15cm 中子の長さ 約11cm ・弓(毛付き) ・竹駒 ・正絹音緒(色はその都度変更する可能性がございます) ・松ヤニ ・指すり(色はその都度変更する可能性がございます) ・チューナー ・和紙胴袋 ・つや布巾(色はその都度変更する可能性がございます) ・糸(初音糸)太さ:16-1 14-2 各1本 12-3 2本 ・ハードケース

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北前船で栄えた港街・岩瀬地区にある三味線専門店

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富山・岩瀬エリアは日本海に面した港町。江戸時代の初期より日本海を行き来する北前船の港町として栄えてきた場所でもあります。旧街道の大通り沿いには明治期に建てられた家屋がいくつも現存し、情緒ある街並みを形成しています。昨今では富山市の北と南を繋ぐ路面電車・ライトレールの開通でアクセスも良くなり、岩瀬エリアには飲食店や土産店などの新しいお店も次々とオープンしています。新旧の文化を同時に感じられる場所として、県内外より多くの人が訪れる富山の名所としても知られるようになってきました。

そんな岩瀬エリアの大通りの一角に8年前にオープンしたのが「しゃみせん楽家」。「三味線をもっと楽しく、もっと自由に。We are shamily!!」をコンセプトに、流派やジャンルに捉われず、楽器としての三味線を楽しむことを目的とした三味線の専門店です。

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店内に入ると、沖縄の三線(さんしん)やエレキ三味線、店のオリジナル三味線など、さまざまな三味線がずらりと並びます。販売用の三味線のほかにも、三味線まわりの小物販売や修理・メンテナンスも行われています。

世代を超えて楽しめる三味線・胡弓教室

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そしてこの店の最大の特徴が「三味線・胡弓教室」の存在です。三味線という楽器を楽しみ、その音色を通して世代や国を超えた心寄せ合える仲間との出会い、自らの魅力や自信の向上などを目指してもらうために、オープン時より開催されています。現在教室には、小学2年生から80代の方までの生徒さんが通っているとのこと。親子で通う方も多いと聞き、その年齢層の幅の広さにただただ驚かされました。

三味線の面白さを多くの人に伝えたい

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店主の濱谷拓也(はまたに・たくや)さんは、マスコミ関係の仕事を経て、33歳で脱サラ。自宅一室で三味線教室を始めたのが「楽家」の始まりでした。三味線に興味を持ったきっかけは、三味線の教室を開くお母様の影響が大きかったそう。「大学進学で上京し、しばらくはギターやドラムに夢中になっていたんです。でもある時、三味線の音が妙に恋しくなってね。大人になってから本格的に三味線としっかり向き合い始めるようになりました」と振り返ります。

「三味線の面白さをたくさんの人に伝えていくことが活動のベース」と、濱谷さん。これまで敬老会や町内会、講演会や行事、イベントなど、あらゆる場所で三味線の普及にも力を注いできたそう。「お客様が三味線を買ってから、ちゃんと弾けるようになるまでバックアップできればと思っているんです」。濱谷さんの話す言葉の端々から、並々ならぬ三味線愛を感じられたのは言うまでもありません。

風の盆の音色を奏でる「おわら胡弓」

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今回のお礼の品の「おわら胡弓セット」について濱谷さんは「民謡というジャンルに、三味線は欠かせない存在です。八尾町に伝わる伝統行事『おわら風の盆』も民謡というジャンルに属するのですが、おわらは三味線だけではなく『胡弓』を使います。民謡の伴奏で胡弓を使用するのはとても珍しいことなんですよ。つまり、胡弓は富山を特徴付ける楽器の一つといっても過言ではないですね」と話します。

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「胡弓は三味線を小さくしたものなんです。厳密にいうといろいろあるけど、三味線と大きく違うことは、弓を使うことかな。弓の部分は円筒状に束ねた馬尾毛が使われています。胡弓の音色は音と音が繋がっているというイメージ。三味線は打つ楽器ですが、胡弓は糸と馬の毛が接している間、メロディが繋がるところが特徴的です。おわらは一般的に『哀調ある音色』といわれることが多いですが、切ない余韻を残す胡弓の音色が日本人の琴線に触れるところなのかなと。ザワッと不安定な、心がざわつくような。美しさの中に儚さを感じさせてくれるような音色が魅力です」

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「買う」から「弾く」までをバックアップ

胡弓には大きく分けて3種類あり、その中でもおわら風の盆で使う「おわら胡弓」は町流しを行うため、通常の胡弓より短くコンパクトにまとめられているのが特徴とのこと。「今回おわら胡弓セットをご注文いただいた方には、ただ商品をお渡しするだけでなくわからないところは全面的にバックアップしたい」と濱谷さん。「胡弓は教材一つをとっても、とても難しいものが多いのですが、今後はもっとわかりやすく体系化していきたいですね」とも。

すぐに弾ける状態となった胡弓がネットで買えるのはかなり珍しい機会です。三味線専門店が自信を持っておすすめし、支援してくれる安心要素も嬉しいところですね。富山を象徴する伝統楽器・おわら胡弓。富山でしか聞くことのできない、美しくも儚い胡弓の音色を、ぜひこの機会にご自身の手で奏でてみてはいかがでしょうか。そしていつの日か、八尾のおわら風の盆の音を感じに、富山へお越しいただければうれしいです。

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中部支部(富山県富山市担当)/ 居場 梓(いば あずさ)

富山県富山市在住。音楽誌、サブカル誌の編集プロダクションに在籍後、30歳で富山へUターン。地元情報誌の編集を経てフリーランスに。「富山の日常を旅する」をコンセプトにしたガイドブック「スピニー」を自費出版するほか、コピーライター、プランナーとしての活動も行う。

専門性の高いお店が立ち並ぶ、富山のディープゾーン「岩瀬」。街の魅力を掘り下げてご紹介します!

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