七越粒あん
富山の水で北海道産小豆を熟練の職人が炊き上げた粒あんです。甘さ控えめで粒が際立つ製法により、美味しさと食感に優れた富山県の銘品です。冬はぜんざいやお餅、夏はアイスクリームやかき氷にのせても美味しく召し上がりいただけます。また、トーストとの相性も抜群です。 【製造地】富山県富山市中央通り2-3-20 【事業者名】株式会社 七越 【連絡先】076-422-3631

全国で唯一の呼び名 富山の「七越焼き」

七越(ななこし)焼きと聞いて、皆さんはどんなものを思い浮かべますか?
「七越焼き」とは、全国的には今川焼きという名前で知られており、小麦粉でつくった皮であんこを挟んで焼いた丸い形の和菓子のことを指します。
もともとは東京都の神田駅付近の今川橋付近で売り出したことから、「今川焼き」の名称がついたそうですがその後、全国各地に広まるにつれてたくさんの呼び名が広まっていったそうです。
富山市では、「七越」という餡屋さんがはじめた「七越焼き」という呼び名が広まって、他の呼び名がピンとこないそうです。
また「七越焼き」は安くて美味しいため、富山県民の方々は幼少の時から慣れ親しんでいます。七のつく日は値引きがあったり、夕方くらいから少し安くなったりとお財布にも優しいそうです。
職人の絶妙な調節によって生み出される丁寧な味

七越焼きは国産小豆100%で、富山県の立山連峰の綺麗な水でつくられています。
株式会社七越の代表の七森 正史(ななもり・まさし)さんは、「七越の粒あんは甘さ控えめで、なめらかで粒が際立っているのが特徴」と話します。
粒あん製造は気温などによっても微妙な調節が必要で、熟練の職人の絶妙なカンが頼りの手作業です。
更なるこだわりとして、「七越焼きは皮の中にめいっぱいの餡が入ってるのが自慢」とおっしゃっており、耳で聞くだけでも美味しそうで印象的でした。
全国に七越焼きの名前を広めたい

富山県では知らない人がいない七越焼きは、出来たてを売る店舗が県内に4店舗あります。餡(七越粒あん)にいたってはほとんどのスーパーに置いてあるそうです。
七森さんは、この味をこれからぜひ全国に知っていってもらいたい、と熱く語られました。
皆さんの地域でも熱々の餡がいっぱい詰まった七越焼きが食べられる日も近いかもしれません。
七越粒あんに関しては全国的に発送されているので、まず餡をいろいろアレンジして食べてみるのがおすすめです。
「寒い時期は、おぜんざい用によく売れます」と七森さん。
寒い時期に美味しい餡のおぜんざい、富山の美しい自然を思いながらぜひ食べてみてください。
