石川県 加賀市 (いしかわけん   かがし)

山中塗 5.0三段角重 溜 はるか タッパ付 三段重 お重 器 おせち料理 お弁当 運動会 ピクニック お花見 贈り物 ギフト 伝統工芸 工芸品 ABS樹脂 日本製 F6P-1314 クラウドファンディング 実施中 GCF

おせち料理は、節会や節句に作られる料理。重箱に詰めるのが一般的ですが、これは幸せを重ねるという意味が込められています。 節日のうち最も重要なお正月の楽しみの1つである、おせち料理は、無病息災と子々孫々繁栄の願いを祈ったものです。本来五段重が基本と言われますが、近年は本格的な五段重のある家庭はほとんど少なく、三段重が主流です。 三段重のおせち料理の詰め順は、 一の重(上段):祝肴といった華やかなもの 二の重(中段):酢〆のような酢の物と焼き物 三の段(下段):煮〆などの煮物 地域や家風によって異なりますが、絶対的な決まりごとではありません。 夜桜が舞うように、黒朱溜色に艶やかな桜の花びらが流れるように浮かびます。 少しかしこまった大切な日、お正月、桃の節句にも使え、 祝いの席を華やかに彩ります。 【加賀市からのお知らせ】 通常のご寄附から、寄附金の使い道として 「間寛平さんと創る、星降る夜の奇跡!加賀温泉郷寛平ナイトマラソンを成功させよう!」 をご選択頂くことで、クラウドファンディングへのご寄附が可能です。 加賀市では5月1日より、『加賀温泉郷寛平ナイトマラソン2025』を支援するためのガバメントクラウドファンディング(GCF)の受付を開始しました。 石川県加賀市・山中温泉を舞台に、間寛平さんプロデュースの「加賀温泉郷寛平ナイトマラソン」は今年で7回目を迎えます。 夜間の涼しさと吉本芸人によるお笑いライブが魅力の大会ですが、夜間開催ならではの課題もあり、スタッフの確保や安全対策にかかる費用が年々増加し運営体制の維持が困難になりつつあります。 皆さまからのご寄附は、大会運営を支える人員の確保やコース整備、夜間の安全対策強化などに活用させていただきます。 ランナーも、地域も、観る人も。笑顔になれるこの大会を、これからも続けていくために。どうか温かいご支援をお願いいたします。

10,000以上の寄附でもらえる
  • 常温
  • 冷蔵
  • 冷凍
  • 定期便
  • ギフト包装
  • のし
容量
150×150×172mm 日本製 本体・蓋:ABS樹脂 (ウレタン塗装) メーカー型番:M16220-2 原産国/製造国:日本

写真

みずみずしい自然に抱かれた山中温泉

写真

今回訪れたのは、山中塗の産地である山中温泉地区。石川県加賀市の山あいにある、旅情豊かな温泉地です。鶴仙渓(かくせんけい)とよばれる渓谷に沿って宿が立ち並び、春の新緑、秋の紅葉など四季折々の風景はまるで絵巻物のよう。メインストリートのゆげ街道には土産物屋が軒を連ね、そぞろ歩きが楽しい通りです。

開湯から1300年の歴史を紡ぐ山中温泉。今も昔も変わることなく遠来の人々を温かく迎えてくれる、懐の深い街でもあります。

山中塗の技術を生かした近代漆器の魅力とは

写真

今回の返礼品を企画製造している天保元年(1830)創業の有限会社ミタニを訪ねました。有限会社ミタニは、江戸天保元年より山中漆器の歴史とともに歩んできた老舗の漆器メーカーとして、主に近代漆器の企画デザインや、製造卸を手がけています。同社が取り扱う「山中塗」は高度な木地ろくろ挽き技術で知られ、「木地の山中」とも称されるほど。7代目の三谷洋史さんは「木製漆器に比べ、あまり注目されることのない近代漆器ですが、実はこちらもすごいんです」と話します。

山中塗が生まれたのは、およそ400年前の安土桃山時代。挽物の器を作って生活していた木地師が山中温泉上流の真砂に定住し、木地を挽いたことが始まりだといわれています。当初は温泉客への土産物として販売していましたが、江戸時代に入り漆塗りや蒔絵の技術を会津や京都・金沢から三代目三谷屋伝次郎らが取り入れて発展してきました。

写真

昭和33年頃からは木製漆器に加え、プラスチック樹脂の素地にウレタン塗装を施すという近代漆器の生産にいち早く取り組みました。近代漆器を中心に、伝統に技術で培われた高度な塗装・蒔絵技術を生かしながら、食器やインテリア用品など今の時代に見合った商品開発を行っています。軽くて割れにくく、価格は手ごろ。素材によっては家庭用電子レンジや食器洗浄機が使えるものもあり、デザインだけでなく機能もハイレベルです。

同社の展示室に並ぶ近代漆器は、華やかな蒔絵を施した重箱から、ホーロー風の器までさまざま。木目が美しいPET樹脂の汁椀は、木製漆器と見分けがつきません。「下塗り、研ぎ、上塗りと塗装を重ねています。山中塗の伝統技術の応用ですね。陶器の風合いも表現できますよ」

近代漆器の生産で、日本一の漆器産地を支える

写真

山中で近代漆器の生産が始まったのは昭和30年代。高度成長期の需要の高まりに木製漆器の生産が追い付かず、樹脂製の近代漆器が開発されました。さらに技術を生かし、食器だけでなく電話台や時計、照明器具といったインテリア雑貨も手がけるようになると、引き出物や記念品として大ヒット。近代漆器の一大生産地としての地位を築き上げました。

写真

現在、山中塗の生産額の約75%は近代漆器が占めています。「木製漆器と近代漆器を合わせた生産額は日本一なんですよ」と三谷さん。木製漆器の技術と伝統を大切に守り継ぎながら、近代漆器で産地を支える。伝統と革新の両輪があるからこそ、現在の山中塗があるというわけです。

職人の手仕事が、高品質で美しい製品を生み出す

写真

樹脂製というと、工場で大量生産される工業製品というイメージが浮かぶかもしれません。実は私もそうでした。けれども今回特別に工程を見せてもらい、作り手の皆さんの話を聞くと、近代漆器は手仕事を生かした工芸品そのものだということを実感しました。皆さんも製造工程の一端を、ぜひご覧ください。

山中塗の生産は完全分業制。近代漆器でも成型・塗装・蒔絵の各工程を、専門の職人が分業で手がけます。まず最初に訪ねたのは成型の工場。大小さまざまな金型が並ぶ工場内では、木粉入りフェノール樹脂を使って成型が行われていました。「金型の形や大きさによって、成型の方法や仕上がり時間が違います。そのあたりの見極めは、職人の熟練度がものを言いますね」。

写真

完成した素地は、塗装の工程へ。素地を塗装台にセットし、エアスプレーで均一にウレタン塗料を吹き付けていきます。「素地の形はさまざまですからね。複雑な形のものや、木目を生かしたものなどは技術が必要です」。手作業でひとつずつ、美しい塗装が施されていました。

写真

山中塗にはスクリーン印刷という蒔絵技法があります。これは絵柄をデザインした版を用いて漆や塗料を刷り込む技法。「実はスクリーン印刷の技術を蒔絵に導入したのは、全国でも山中塗が最初なんです」とのこと。版画のように色ごとに版を作って重ね刷りをし、仕上げに金粉を蒔いたり、立体的な盛絵をほどこします。

「印刷」と聞けば簡単に刷り上がるように思いますが、職人の緻密な仕事は手工芸そのもの。ひとつひとつの作品に、作り手の思いが宿ります。

写真

品物によっては、手描き蒔絵がほどこされるものも。蒔絵工房を訪れると、職人が制作の真っ最中でした。漆で文様を描き、金粉や銀粉を蒔いて加飾する蒔絵の技術は、当然ながら一朝一夕に習得できるものではありません。熟練の技が描き出すのは、雅やかな日本の伝統美。桜の花びらを描く繊細な筆づかいに、見ている私まで息を止めてしまいます。

写真

伝統ある山中塗だからこそ、できることがある

樹脂を使った近代漆器は気軽に使えるうえ、メンテナンスも楽。近年は抗菌素材の漆器も開発され、時節柄人気を集めているそうです。「現代の暮らしやニーズに合わせて、日々試作を重ねています」と三谷さんは話します。

木製漆器と素材は違えど、職人たちは山中塗の伝統技術を生かし、新たな価値を生み出し、「どこよりも良いものを作る」というプライドをかけてものづくりに挑んでいます。木製漆器と近代漆器が共存する産地ならではの品質。ぜひ手に取ってみてください。

掲載内容について、調査日により古い情報の場合もあります。詳細は各自治体のホームページをご覧ください。また、万一、内容についての誤りおよび掲載内容に基づいて損害を被った場合も一切責任を負いかねます。

謝礼品かんたんサーチ

特徴でチョイス

寄附金額でチョイス

お礼の品でチョイス

地域でチョイス

使い道でチョイス