和置物 『清め太鼓 三日月』
「重々しく太鼓を轟かせる、強靭な生き様をここに」 鬼瓦を元にした物としては実に稀な構図の品物です。 丸形土台さえ珍しい鬼瓦世界で、月を台座にしている点は特筆すべでしょう。 そして月形をただ奇抜なデザインで終わらせるのではなく、月と関係する波を主題である太鼓に打ち付ける事で、 土台、背景、主題を立体的にまとめてあるのです。 また、太鼓は神事で用いられてきた楽器である事から、「魔除け、厄除け」、そして「諸芸上達」の縁起を持つとされています。 また、潮位を司ると信じられてきた月には、水の約儀(「火難避け」「水難避け」「航海安全」等)がそのまま宿ると云われています。
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