県産茶の統一ブランド「甲斐のみどり」は、山梨では「南部茶」と呼ばれ親しまれています。 南アルプスと称される赤石山系と天子山脈のふもとで育ったお茶です。 この地は年間2,500ミリ以上の降水量があり気候は温暖で、スギ・ヒノキ等の常緑樹の育成に適し、美林地帯を形成しています。 山水の美と併せて海抜200メートル以上の自然環境のよい山間の土地で、澄んだ空気と柔らかな日光のもとで生育した「甲斐のみどり」は、独特の個性を持ち、他の産地にみられない飲みごたえと香り高い風味をもっています。 ◆生産者の声 昭和50年ごろ事業所が創業。 火淹れ温度を強めに仕上げ、香ばしさや渋み、うま味を強調した製法です。 山梨県内の道の駅、農協の直売所、スーパーでみなさまに親しまれています。 ◆お茶の機能性成分 お茶は、古くから体に良い飲み物であることが知られています。 特に、他の植物にはあまり存在しない「カテキン」「テアニン」など特徴的な成分があります。 「カテキン」 お茶に最も多く含まれている成分で、注目される機能として抗菌、抗ウイルス作用があります。 食中毒の原因となる菌の殺菌効果や、インフルエンザウイルスの増殖を抑える効果が認められています。 さらには、新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスには共通点が多い可能性が高いことから、新型コロナウイルス対する抗ウイルス作用の研究も行われているそうです。 その他、活性酸素の作用を抑える抗酸化作用や、アレルギー症状を起こす物質であるヒスタミンなどの放出を抑える抗アレルギー作用などが知られています。 「テアニン」 　アミノ酸の一つで、お茶にうま味、甘味を与える成分で、摂取により脳でα波が発生するなど、リラックス作用があるそうです。 その他、睡眠の質の改善や、集中力のアップ、ストレスの緩和などの作用が報告されています。 　その他、目覚まし効果のある「カフェイン」や、ビタミンCなど多くの「ビタミン類」が含まれており、健康効果が高い飲み物として世界的に注目されており、世界における緑茶需要は増加しています。 ■注意事項/その他 お茶の成分が沈殿する場合がありますが、品質には問題ありません。 妊婦・授乳中の方は、かかりつけの医師にご相談ください。