【望月農園の桃づくり】望月農園は、おおよそ1世紀にわたり桃を作っている小さな農園です。栽培の特徴は、90年以上培われた技術、自然由来の肥培管理、植物生理に即した栽培環境の整備です。私どもでは常に疑問を持って栽培に挑んでいます。これまで良いとされていたこと、あるいは悪いとされていたことなどに問いかけ、理論と実践の繰り返しにより、品種ごと、木ごと、畑ごとに管理を変えています。日照時間の長い山梨県において、ここは濃厚な果実づくりに適する南面傾斜というごく限られた地域です。しかしながら、この傾斜地で桃を育て抜いていくということは、想像以上に過酷なものです。そして、この過酷さに加えて更新され続ける厳しい気象状況をはじめとした多様に好ましくない変化も桃木に襲いかかります。そのような中、私たちは桃を「作る」というよりも、「守り、愛しむ」という気持ちで過ごしています。桃木はただ「あるがまま」です。傍でいつも見ているつもりでも、こうしてあげれば良かったと悔やむこともあります。そして、わかっていてもどうもしてあげられないこともあります。それでも一年後、またその実を付けてくれる姿に私たちは励まされ、幸せを感じ、感謝しています。長い時を桃と共に過ごしていますが、まだまだわからないことがたくさんあるのだと思います。それでもここで桃木と共に生きると決めた私たちにできることは、春には春の風を、夏には夏の風を、秋には秋の風を、そして冬には冬の風を共に感じ、静かに寄り添い続けることだと思います。このように育てた桃を皆様にお選びいただき、夏のひと時を共にできることを心より感謝申し上げます。 ■生産者の声 この度は山梨市の望月農園をお選びいただき誠にありがとうございます。 1年間育てた桃をこうしてお届けできることを感謝申し上げます。 私どもが監修するブランド桃「龍の木の実 望月のもも」の ”旬” を、心を込めてお届けいたします。