ふえふきマスタード食べ比べセット
笛吹市産のぶどう果汁、カラシナの種を使用したマスタードです。ベーシックな「プレーン」と、2種のフレーバーマスタードをセットにしました。フレーバーは、笛吹市産すももを混ぜ込んだ甘酸っぱい「すもも」、県内産ワインパミスを使った「ワイン」です。 爽やかな酸味と、カラシナの力強い香りをお楽しみください。また塩・添加物は不使用のため、様々な料理にお使いいただけます。 ~誕生のきっかけ~ 中世ヨーロッパで愛されたマスタードの起源は、「カラシナの種に未熟ぶどう果汁を混ぜたもの」だったそうです。私たちは「ぶどう生産量日本一を誇る笛吹市でもっと美味しいマスタードが作れるはず」と開発しました。

笛吹市産マスタードができるまで
【カラシナの栽培、マスタード製造のスケジュール】
秋にカラシナの種まき
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翌年春にカラシナ開花
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初夏にカラシナ収穫
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未熟ぶどう仕入れ
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カラシナと未熟ぶどうを合わせてマスタードを製造(1週間ほど熟成)
笛吹の農地を果樹産業を守れ!
「カラシナ」✕「未熟ぶどう」✕「マスタード」

桃・ぶどうを始めとする果樹の生産地として知られる笛吹市。
周辺の甲州市と山梨市を含めた“峡東地域”は、果樹畑が織りなす四季折々の美しい景観などが高く評価され、農林水産大臣から「日本農業遺産」に認定されたました。
しかし笛吹市では、農家の高齢化が進み、農地を手放す方が増えています。人口減少による担い手不足もあり、荒れてしまう畑(遊休農地)も少なくありません。
食べれば食べるほど遊休農地が減る「マスタード」
・「遊休農地を活用したカラシナ栽培」
・「ぶどうの栽培過程で出る「未熟ぶどう」」
その2つを活用した、新しい笛吹ならではのマスタードの開発をしました!!

畑が荒れる前に「カラシナ」を植えよう!!
カラシナは果樹に比べて手がかからない植物のため、農業初心者の方や、高齢の方でも多くの作付け面積を管理できます。
また、カラシナは桃の花が咲く春に、可愛らしい黄色い花を咲かせます。カラシナを栽培することで、笛吹市の農地に今までなかったあらたな美しさを生み出すことができます。
結果、遊休農地や耕作放棄地が減り、美しい農地、農村を守っていけるのです。

「未熟ぶどう」の活用
未熟ぶどうの果汁はレモンのような爽やかな酸味のある果汁です。そこで、この未熟ぶどうの果汁を我々が開発するマスタードの原料に活かすことを考えました。
多くのマスタードはカラシナの種を”酢”に漬けて作ります。しかし、実はマスタードの本場フランスでは、カラシナの種はぶどう果汁に漬け込むのが伝統的な製法とされています。
私たちはマスタードの起源に基づき、酢ではなく「未熟ぶどうの果汁」に漬けこのマスタードの開発に挑みました。

そして開発されたのが、笛吹市ならではのマスタード。
味は普通のマスタードよりもマイルドに仕上がっています。プレーンの塩や砂糖といった調味料も入れていないシンプルな味わいは、塩気の強いソーセージ等にも合います。
またオイルや塩を足してドレッシングにしたり、チーズと合わせてクッキーにしても美味しく、笛吹市の特産品であるワインとのマリアージュもバッチリです。