【長野県信濃町ふるさと納税】 「YAMATOUMI GIN 」レギュラーバッジ 500ml×1瓶|野尻湖湖畔のハーブ畑で産まれたジン
縄文人も住んでいた野尻湖畔の集落で2022年にスタートした蒸留所「YAMATOUMI farm & distill 」。 自ら栽培したハーブを使ったレギュラーバッチを中心に、季節限定バッチもリリース。 信濃町で栽培・収穫できる素材を使い、町の自然環境を思いつなぐ味わい・香を表現しているジンを展開しています。 ベーススピリッツに麦焼酎(喜久水酒造)とかす取り焼酎(鈴木酒造店)を使用し、ホーリーバジル、ジュニパーベリー、その他20種の自社栽培のドライハーブを詰め込んであるジンとなっています。 ストレートでも口当たりがいいようにアルコール度数37%と他のスピリッツと比べても低めの設定になってますが、香りが強いので割っても存在感は消えず、ストレート、ロック、ソーダ割り、お湯割りと幅広く楽しんで頂けます。 当返礼品は、レギュラーバッチとなります。

YAMATOUMI farm & distill」
蒸留家・瀬木 暁 さんインタビュー

「既成概念に対抗した価値観を提案するカウンターカルチャーとして農と酒をやっているイメージはあります」
「最初は農に興味を持ったんです。ただ、野菜をつくって、それを売るということがやりたかったわけではなくて、自分らしいアウトプットを考えたときに蒸留酒に出会いました」
取材に訪れた際は、ちょうど季節限定のストロベリーのジンが完成し、出荷準備をしている最中でした。「イチゴを栽培している方がSNSのDMで使ってほしいと連絡を取って来てくれて。会ってみたら、非常に魅力的な方だったので面白いものができそうだ、と」。
蒸留所の前に広がる畑で自ら栽培したハーブを使うことが基本ですが、このように顔の見える関係のなかから季節限定の新しいフレーバーが生まれています。そもそも「誰が作っているのか、何が入っているのかわからないものを口にするのは嫌じゃないですか」と瀬木さん。その真剣な眼差しを見て、北イタリア発祥のスローフード運動が頭をよぎります。ライフスタイルの一つとして定着した感がありますが、その始まりは工業化され何が入っているかわからないファーストフードに対抗した、むしろ過激なムーブメントでした。そこにあるのは、「お前を信じる、だからお前が作っているものも信じる」といった関係性の精神。「YAMATOUMI」の蒸留酒も、時や場所は違えど、同じような精神が宿ってしまったものなのかもしれません。
撮影後、アナログ盤が並ぶレコード棚を眺めながら、「もともとはパンクから音楽にのめりこんだ」と語る瀬木さん。そのルーツはどこか今でも繋がっているようです。「既成概念に対抗した価値観を提案するカウンターカルチャーとして農と酒をやっているイメージはあります。その時々に採れたハーブによって味わいが変わるスピリッツというのも、嘘がなくていいんじゃないかと思います」