【大垣桜高校コラボ商品】ワイドサロペットパンツ
こちらは(株)艶金のブランドretricotと、岐阜県立大垣桜高等学校コラボのオリジナル製品です。 圧倒的な着心地の良さが特徴のワイドサロペットパンツ。 サラフワ感100%!このやさしい肌触りに、心も委ねてしまうほどの癒し服。 伸縮性も高く、ハードな動きにも適応するという優れものです。 大人かわいいには欠かせないリボンベルトでさりげない可愛さを演出できます。 インナーの選び方次第で、カジュアルにも大人っぽい雰囲気にもなります。 また、体型カバーに悩む女性必見、大きいおしりが小さく見えるという魔法のパンツです! ゆったりとしたデザインで、長時間着用しても快適に過ごせます。 スタイリッシュでありながら機能性を兼ね備えた1枚です。 【コラボのきっかけ】 株式会社艶金は2021年より、岐阜県立大垣桜高等学校の服飾デザイン科の生徒たちへ、艶金が行っている環境への取り組みやアパレル業界が抱える環境問題を学んでもらう特別授業を実施しています。 繊維業界には色々な理由があって廃棄されてしまう生地があります。それらを活かすことが出来ないか、生徒と一緒に授業の中で考えました。そして、生徒たちに商品のデザインをしてもらい商品化する案が浮上して、コラボが実現しました。 【カラー】 よもぎ(のこり染) こちらのカラーは「のこり染」のよもぎです。 草餅を作った後の煮汁で染められています。 よもぎならではの深いグリーンの発色が特徴です。 自然界から抽出した色のため、環境に優しく、染まった色は見ているだけで気持ちが落ち着くような色合いをしています。 この商品は受注生産品です。注文を受けてからの製造になるので、発送まで約1ヶ月かかります。 ※1点1点の縫製になるため、襟や裾の仕上がりに若干の違いがある事があります。予めご了承下さい。 ※この商品は、摩擦や汗、雨などの使用条件等により、色落ちや他の物への色移りの可能性がございますのでご注意ください。 ※その他お取り扱いに関しましては、製品に付属のアテンションタグをご覧ください。 ※商品画像は実物と同じ色を出すよう最善を尽くしておりますが、若干実物と異なる場合もございますのでご了承ください。 発送:株式会社 艶金
艶金
明治22年(1889年)創業。

ファッション⾐料の⽣地を染⾊し、⾵合いを整える「染⾊整理加⼯」を⾏う会社です。
創業以来、2019年に130周年を迎えましたが、常に時代が求める高感度、高品質な加工を開発・提案してきました。
2019年に会社名を株式会社艶金と変更しましたが、旧社名である艶金化学繊維株式会社は、化学繊維の染色整理を目的に1956年に愛知県一宮市で設立されました。1971年には現在地である岐阜県大垣市の豊富な地下水に注目し、大量の水を使用する染色整理業の将来を見越して、新工場を開業しました。さらに1987年にはバイオマスボイラーへの燃料転換を行い、木材チップを使用するカーボンニュートラルを実現しております。現在でも先輩たちのこれらの大英断が企業力の源泉になっています。
平成の時代は、国内衣料生産の激減への対応に追われ、企業存亡の危機を何度も経験するほど苦難の連続でした。都度、お客様や従業員、仕入先様等に助けられてきました。そのご恩は決して忘れません。
それと同時に、エネルギーを大量に消費する染色整理業として何をするべきか模索の日々が続きました。エネルギー消費により排出される二酸化炭素が地球温暖化の大きな原因であるからです。当社の生産活動により排出される二酸化炭素量の数値把握を2018年に環境省の指導を受け行いました。カーボンニュートラルにより二酸化炭素排出量が少ないことも確認でき、今後もさらに減少させる野心的な目標を設定しました。
企業として存続しなければなりませんが、土台となるポリシーとして脱炭素経営を宣言したのです。宣言してみると、どういった新規の加工開発を目指すか、設備投資を決断するかが自然と明確になりました。
ファッション衣料は、経済原理優先の生産グローバル化により地球の裏側から輸入されることが当たり前になり、価格の低下が進みました。その結果、大量生産、大量消費へと突き進みましたが、一方で日本市場に投入される半分が売れ残りとなり、その多くが焼却処分されていることが報道されたのです。皆が必死に脱炭素、リサイクルを考慮した生産を行っても、結果的に過剰生産していることは必要悪として見過ごされていたのでしょうか?大量生産に支えられた持続不能な社会を循環型に戻すために生産流通の仕組みまでポリシーを持ち、正直にデータをオープンにするお客様と仕事をしたいと思います。
近年アパレル業界における環境汚染が問題視されていますが、なかでも“染⾊⼯程”がCO₂排出量の多くを占めていると⾔われています。
染⾊の仕事をする私たちだからこそ化学薬品、廃棄物、⽔消費と排⽔、エネルギー、温室効果ガス排出の全てにおいて厳格な管理レベルを⽬指しています。省エネルギータイプの染⾊機やバイオマスボイラーの導⼊、環境負荷低減に焦点を合わせた技術開発の相乗効果により環境配慮型染⾊整理⼯場のビジネスモデルを構築しています。


名前の由来
明治の初期になると、尾州(愛知県一宮市付近)の綿織物が非常に盛大になり、天下に名声を博していた。その綿織物、または絹綿交織物を石の上で砧打ち(きぬたうち)を行なうが、これを艶出しといった。直径60cm位の花崗岩の上部を碁石のごとく中高に丸く磨きあげられた石の上に一幅の織物の畳んだものを乗せて、左手で反物の端を持ち、右手に樫製の木槌を持ち、二人の職人が差し向いで唄に合わせて拍子をとり交互に織物を打って万遍なく平均に艶を出す仕事でキラ打ちともいった。
この艶出しを業とする者を「艶屋」といった。艶金の創業者である墨宇吉は、通称金兵衛といわれ、艶屋の金兵衛で艶金と名づけられた。これが艶金の発祥となった。
この絵は、明治時代の商標です。(現在は使っていません。)
福槌の中に“つやきん”のかな文字でかたどった鶴が「加工場」という札をくちばしにくわえているものと、光琳風の老松をあしらって描いた、いわゆる「鶴形の文字くずし」というものです。


retricot-リトリコ-
★retricotが大切にしたいのは、着心地の良さとサステナビリティ

「着心地の良い服を永く大切に着てほしい」
そんな想いで作られる1着は自分にも、地球にも、やさしいファッション。
アップサイクルで快適な日常着を届けたいと思い商品を作っています
★ファッションで環境への負担を減らしませんか
ファッション業界は“世界2番目の環境汚染産業”であることを知っていますか?
洋服がつくられる過程はCO₂の排出量が多く、たくさんの水を消費します。
また、衣料品になる前の生地の廃棄も問題視されています。
retricotが手掛けるアイテムは染色工場で在庫になって廃棄予定の生地を再利用して作られています。
世界的にも持続可能な開発目標(SDGs)に向かって取り組んでいく時代、あなたもretricotを着て持続可能な社会を実現しませんか。

★retricotが生まれたきっかけ
アパレル業界は環境への影響と深い繋がりがあります。
その中でも、生地に色を付ける“染色工程”がCO₂排出のかなりの割合を占めています。
その“染色”の仕事をする私たちの会社は、CO₂の排出を減らそうとバイオマスボイラーを導入。これにより、カーボンニュートラルを達成し、CO₂排出の削減に成功しました。
ところが…
アパレル業界は洋服の売れ残り問題も深刻だという話を耳に。
コストがかかって作られた洋服も、供給量の半分強も売れ残り、処分されていることを知り驚きました。
そこでふと、会社にある動かない在庫の生地のことを思い出しました。
会社としてCO₂を減らしているのに、これらの在庫を焼却処分してしまっては
“意味がない”
こだわりを持って作り上げたのに、使われずに処分してしまうのは
“もったいない”
そこで在庫になっている生地を使用し、新たな可能性を見出そう!と立ち上がりました。
こうしてretricotは生まれました。
★retricotはアップサイクルブランド
アップサイクルとは…
本来であれば捨てられるはずの古くなったもの、不要だと思うものに新しいデザインやアイデアを加えることで、別の新しい製品に⽣まれ変わらせる考え方のことです。
アップサイクルは不要になったモノを再び利用するという点ではリサイクルやリユースと変わりません。
しかしアップサイクルはリサイクルのように資源を原料に戻すのではなく、元の素材をそのまま活かすのが大きなポイントです。
元の素材を活かすといった点ではリユースと同じように聞こえるかもしれませんが、リユースは不要になったモノをそのままの形で再び使用することです。アップサイクルは不要になったモノに手を加えて、そのモノの価値を高めるところが大きな違いです。

★メイド イン “シャナイ” へのこだわり

retricotの商品は染色・縫製は全て社内で行います。
掲載している写真や動画の撮影も自分達で行っています。
のこり染

「もったいない」から生まれた、やさしい色の世界
普段なら捨てられてしまう食べ物や植物を加工したあとに出る「のこり」、捨ててしまう部分で生地を染める新しい染色方法になります。
例えばブルーベリージュースをつくる時のブルーベリーを絞ったあとの「のこり」や、
くりきんとんをつくる時のむいた栗の皮から色を抽出しています。
人工的に作られた色ではなく口にするもので染められたという安心感と落ち着く色合いが特徴です。
原材料は全て、それを製品の材料として使用している企業様から譲り受けたものです。
ちなみに「さくら、よもぎ、かき、えごま、くり、ひわだ」は岐阜県の企業様から頂いています。

