父の代から「壽泉窯の結晶釉と言えばこの色」として愛されてきた、瑠璃色の結晶釉を全面に使用したHistoriaシリーズ。 HIROYASU ANDOが手がける結晶釉もここから始まりました。 シンプルな形状に瑠璃色の結晶釉を全面に使用し、上品さと華やかさを備えた器に仕上げました。 時代が変わっても変わる事のない存在感をみなさんに届けたい、そんな思いで製作しています。 結晶釉とは、釉薬内の成分の亜鉛が焼成時に科学変化を起こし、花のような景色を生み出す釉薬です。 結晶釉は原料選びから始まり、鉱物の厳選、土、釉薬、焼成。少しでもバランスが崩れると結晶釉は花が開きません。 繊細な手仕事の中で、結晶釉は様々な表情を見せてくれます。 ◆結晶釉の特徴として、焼成によって結晶の現れ方、大きさなどに個体差があります。 自然の力で生み出された景色をお楽しみいただけますと幸いです。 〔作家紹介〕 安藤 寛泰（ando hiroyasu） 岐阜県多治見市生まれ。 京都府立陶工高等技術専門校卒業後、多治見市陶磁器意匠研究所を修了し、現在は多治見市内の壽泉窯にて作陶。 個展活動をしながら「ありそうでなかった美しい器」を創造し続けている。 【提供】 柴田商店