「あかり煎茶」は、多忙な日常の中でホッと一息をつくお茶の時間を、もう一つの癒しの時間にしていただきたいとの想いから制作いたしました。 ゆっくりお茶を頂きながら、何度も器を眺めたくなる。そんな煎茶碗ができ上がったと思っています。 是非この「あかり煎茶」を上からも横から光にかざしてみてください。 ■器の特徴 日本古来の吉祥紋である青海波、鱗紋、毘沙門亀甲、麻の葉紋、紗綾菱、七宝紋をレリーフとして器の側面に配し、紋様部分を極限まで薄く成形することで透かし彫りのような効果を生み、まるで障子に映る影絵のような器から洩れるほのかな燈（あかり）を楽しんでいただけます。 施釉柄の「あかり煎茶」は全体に透明釉をかけることで、柔らかな光と滑らかレリーフを表現し女性向けとなっております。 無釉柄の「あかり煎茶」は柄の部分のみ釉薬をかけずに製作し、光をより多く通すため施釉柄よりもクッキリとした影絵模様とシャープで精巧なレリーフを楽しめる男性向けの器となっております。 ■五鳳製陶所 （有）五鳳製陶所 五鳳窯は、美濃焼の郷である多治見市にて文久年間より続く陶工の家系であり、現在六代目まで代を重ねてきました。 質実剛健でシンプルな食器類を主に生産してきましたが、近年はデザイン性を重視した器造りにも力を入れています。 2020年：美濃焼新作展示会 「あかり煎茶」にて中小企業連合会長賞 受賞。 2022年：美濃焼新作展示会 「La Tasse Hybride」にて多治見市長賞 受賞。