織部ぐい呑 作者：守谷 宏一 ／ 美濃桃山陶 陶芸 陶器 伝統工芸 焼物
作者：守谷 宏一 可児市重要無形文化財「志野」保持者 サイズ：7.0cm×4.7cm（径×高さ） 守谷宏一さんは、山形県出身で、大学卒業後、加藤十右衛門氏に師事。 その後、久々利大萱に山茨窯を築窯しました。主に、志野、瀬戸黒の作陶に励んでいます。 桃山時代の焼物に心酔し、ろくろの技術、絵付け、釉薬の掛け方、薪窯での燃焼に工夫を重ね、その時代のおおらかさに近づきたいとの思いで作陶に励んでいます。 穏やかな人柄で、作品にもそのおおらかさが滲み出ています。 1944年 山形県に生まれる 1968年 玉川大学卒業 加藤十右衛門氏に師事 1972年 美濃大萱に山茨窯を築窯 志野、瀬戸黒を中心に桃山陶を勉強中 【地場産品基準】 号
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美濃桃山陶の聖地・可児
”美濃桃山陶”とは？
その時代に可児をはじめとする東濃地方で焼かれた陶器が、”美濃桃山陶”です。
美濃桃山陶には、大きく「黄瀬戸」「瀬戸黒」「志野」「織部」といった種類の焼きものがあります。
美濃桃山陶の中でも、16世紀末に生まれた「志野」は、日本で初めて白い釉の下に筆で絵や文様を描いた焼き物です。
装飾性が豊かで、半透明な釉に浮かぶ斬新な鉄絵の面白さは、茶人を虜にし、隆盛を極めました。
国宝や重要文化財に指定されている名品も多く、まさに美濃桃山陶を代表する焼きものといえます。
美濃桃山陶の産地
「黄瀬戸」や「瀬戸黒」と呼ぶ名称にその名残があります。
美濃桃山陶の本当の産地がわかったのは、昭和5年(1930)、荒川豊蔵が可児市久々利大萱の牟田洞で、筍の描かれた「志野」の陶片を偶然に発見したことによります。
牟田洞古窯では、国宝の志野茶碗 「銘 卯花墻」(三井記念美術館所蔵)が焼かれたといわれています。
現在、荒川豊蔵邸の敷地は「荒川豊蔵資料館」となり、豊蔵の作品や収集品を紹介しています。また、敷地内の居宅や陶房も公開しています。
そして現在ー
20名ほどの陶芸家が可児市を拠点に作陶に励み、安土桃山時代からの伝統技術の継承、発展を担っています。
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