『三遠南信祭紀行』 祭りのルーツとルールを探る旅 ~三遠南信の祭りを一年かけて取材~(はるなつあきふゆ叢書 11)
民俗芸能の宝庫である三遠南信を、正月、春、サノボリ、夏、手筒花火、盆、冬の祭りと一年を通じて訪れた記録。 祭りのルーツとルールを探る旅。 …気が付けば目は祭場の設定、採り物・衣裳や切り絵の造形、あるいは舞いの美しさを追っている。 いきおい記述も美しさが基準になる。それは民俗学的な観点とは相容れないかもしれない。 しかし私はこれを書き終えようとする今、各地に伝わる祭りに最も必要な観点が、この「美しさ」だと… ( 「はじめに」 より ) 三遠南信に関する文化情報の収集・蓄積・発信を目的としてグラフィカルで美しい本を刊行する「はるなつあきふゆ叢書」シリーズの11作目。 =目次= 正月の祭り/春の祭り/サノボリの行事/夏の祭り/手筒花火/盆の行事/冬の祭り ・文:味岡伸太郎 ・写真:宮田明里 2004年11月20日発行 提供/有限会社スタッフ 出版部 春夏秋冬叢書
地方にしかできない情報発信
真のオリジナルは自らの足元である、地方から生まれるものだ。
しかし、今その地方にある多くの文化が失われようとしている。
地方の文化を失うことは、わたしたちのオリジナルの源を失うことであり、アイデンティティの喪失であることは言うまでもない。
この地域の文化を改めて知り、気づくことで、また新しい地域文化の創造へとつながっていってほしい。
そんな大それた願いを込めて真摯にお届けします。





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