小牧山 間々観音 お乳の絵馬
絵馬(木目・黒地いずれかひとつ) 間々観音の絵馬は、開運乳絵馬として長年親しまれてきた代表的な絵馬です。いにしえの時代には参拝者が作成しておりましたが、近代では当山でも絵馬を用意するようになり、参詣の方々のお願いごとを併せて奉納されるようになりました。時代を経るごとに少しずつ形を変えてまいりました。大変珍しい絵馬です。色は白地と黒地の二種類があります。 間々観音に祀られている十一面千手観世音菩薩は、明応~永世年間頃に小牧山から遷座されたもので弘法大師空海の手によるものと言われています。 昔々、夫を亡くし、1歳にならないくらいの小さな子どもをかかえた女性が貧困状態で母乳が出なくなり観音様に祈り続けたところお乳が溢れ出て、永禄の末頃も母子ともに健在、との記録が残っております。また、近年ではお乳の不安や心配の平癒を願う方も増え、そのご利益を受けられた方の絵馬も奉納されております。 それらのことから間々観音はお乳を中心としたご利益があるお寺として祈願されています。 また、室町時代の頃には、当時交通手段であった馬や牛等の祈願所としての伝記も残ることから交通安全祈願、さらには現在ではペットの健康守護、そのほかにも盗難除、病気平癒、家門繁栄等様々な伝記が伝わっています。
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