尾張七宝花瓶 6号並型 薄香色 バラ文様
七宝焼とは、銅で作られた素地にガラス質の釉薬を焼き付けたものです。 七宝とは七つの宝という意味で、仏教の経典にある七種類の宝をちりばめたように美しいものという意味で名づけられました。 また、あま市を代表する工芸品で、経済産業省の伝統的工芸品の指定を受けています。 この花瓶は、透明に近い薄香色の釉薬をベースに用い、くっきりとした色で美しいバラの模様が無線七宝の技法で施されています。金属線を使用していないので柔らかい印象を受けます。 <尾張七宝の歴史> 日本の七宝は7世紀頃につくられた古墳から出土したものが最も古いものです。 その後、七宝は寺院や城の建具の一部にしばしば使われていました。 日本で七宝が広く作られるきっかけとなったのは名古屋市に住んでいた梶常吉という人物が1833年に七宝の作り方を発見したことから始まります。 以後、急速に七宝の製造が広まり、愛知県尾張地方は日本の七宝製造の中心地となります。 ※画像はイメージです。 ※素地は金属でできていますが、表面はガラス質の釉薬を焼き付けてありますので、落としたりぶつけたりすると割れます。取り扱いに注意してください。
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