三重県 四日市市 (みえけん   よっかいちし)

日永うちわ 香る(大) 両用うちわ立て付

三重県指定伝統工芸品。竹のしなりを感じやすい大満サイズのうちわです。同封のオイルを竹の中に入っている香り玉に2~3滴ゆっくりと染み込ませてお使いください。香りが弱くなったら同様にオイルを追加してお楽しみいただけます。 ※希望の柄を3種類から選択できます。(A花と草 ベージュ・B花と草 青・Cすすき) 

26,500以上の寄附でもらえる
  • 常温
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  • 冷凍
  • 定期便
  • ギフト包装
  • のし
容量
日永うちわ1本 縦約42.5cm×横約29cm(扇面縦約28.5cm×横約29cm) 両用うちわ立て1個 縦約30cm×横約7cm フレグランスオイル ミント 1.5ml

~伝統を守り 新風をおこす~

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東海道 間の宿 日永で、うちわが作られ始めたのは、今からおよそ三百年程前の江戸時代と言われております。 東海道は、毎日沢山の旅人が往来していたため、 土産物として盛んに売られるようになりました。 元々、 うちわは中国から渡ってきたもので、 貴族や豪族の人が装飾品としたり、 風塵や日光をよけるためのものでした。 そのようなうちわが 一般の人々にまで 使われるようになったのが江戸時代なのです。

日永は東海道と伊勢街道の分岐点であり、一日に往来する人の数は多い時で一万人いたとも言われています。お伊勢まいりへ行く途中、気に入った絵柄を注文して、帰り道に再び立ち寄り、出来上がった日永うちわを持ち帰ったと言われています。
茶屋や旅籠が軒を連ねており、日永うちわの他にも、永餅、日永足袋が有名で、日永の三大名物と言われておりました。街道には十数軒のうちわ製造業者があり、全国的に有名でしたが、明治中期よりの交通機関の発達と時勢の流れで旅人の通行が減り、現在では稲藤一軒となりました。

~お伊勢まいりのみやげとして 江戸より続く三百年の伝統と技~

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三重県での郷土史家安岡新毅先生が、天明年間から県内の至る所を調査して回り、
天保4年(1833年)に完成した「勢陽五鈴遺響」という本の日永村の項を見ると、
「民家にうちわを多く造りて、旅客に販ふ店あり。名産とし日永うちわと称す」とあります。
天明元年は1781年ですから、今から二百三十年前には、
盛んに製造して街道を上下する人々に売っていたようです。
それ以前の元禄の頃にも売られていたようで、
三百年以上の歴史があるといわれています。

日永うちわの特徴

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一本の細い竹をそのまま使っているので、柄(え)が丸く、手によくなじみ、
持つとひんやりと心地よい感触がします。
また、女竹(めだけ)を細かく割き、それを交互に袋状に編んでいるので、
竹が弓のようにしなります。
そのため、あおぐ風が柔らかくなびくという優雅な持ち味がでるのです。
平成六年、三重県の伝統工芸品の指定をいただきました。

~温故創新~

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先代は生前、「商売が続く限り、日永うちわの灯を絶やすな」とよく言っておりました。
「商売は牛のよだれのように細く長く」とも言っておりました。
しかし、私はやるからには大きくしたいのです。守るだけでなく、攻めていきたいと思うのです。
おかげさまで、新しい発想を取り入れながら、受け継がれた技法が生み出す独自の風合いと持ち味を守り続け、今日まで何とか歩んでくることができました。
日永うちわを買っていただくお客様、会社で働く従業員、品物を卸していただく仕入先、その他、弊社に関わるすべての皆様の支えがあって、はじめて守っていけるのだと思っています。
すべての事に感謝し、これからも一本一本作り続けていきたいと思います。

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