国産桐の米びつ 5kg
湿気の多い日本では、古来より大切なものを保存する為に桐材が重宝されてきました。 桐にはタンニンという虫が嫌う物質が含まれており、また、調質性能が非常に高い為、お米の保存にはぴったりな素材です。 市販の桐の米びつは中国製の桐材を使用したものがほとんど。 しかし、食品を直接入れるものですから、梅沢木材工芸社では、安心安全を考え国内産、富山の桐材を使用しています。 とにかくお伝えしたいのは、スライド扉のスムーズな開閉の動きと気密性の高さ。多くの市販品はスライド扉と本体の木組部分に遊びを多くとる事によって、スライド扉が軽く開閉できる様にしていますが、単純に遊びを多くとるだけでは木組部分に隙間が生じて気密性に欠けてしまいます。 私たちの製品は、気密性をしっかり確保した上で、スライド扉のスムーズな動きを釘や金物を1本も使わず木組みだけで実現しています。 これができるのは、「指物師」と呼ばれる木箱の製作を専門にする職人の高い技術によるものです。 また、一般的なスライド扉の米びつのデメリットは、内部の奥までお手入れが行き届かない点。 これも改善するために、スライド扉部分が取り外せる構造にしました。 内部まですっきり拭き掃除をして頂けるので、清潔で、よりお米の虫の発生も予防できます。 また、お米の補充も簡単に行えます。 スライド扉の間口は12cm×21.5cm。 お米をすくい上げやすい様に寸法を考えてあります。 桐材は多孔質な素材なので、軽いのも利点のひとつ。 これだけの作りと大きさで本体重量は約0.8kgしかありません。 持ち上げやすい様に桜の持ち手も付いています。 桐箱は水洗は水洗は水洗いはできないので、汚れ防止の為、外側は蜜ロウで仕上げています。 内部は白木のままですので、毎回新しいお米を入れる前に、固く絞った布巾で拭き掃除してください。 「お米をおいしく保存する」事と、「扱いやすい米びつとは何か?」を企画段階から徹底的に考え、そのアイデアを職人の技術で実現した梅沢木材工芸社が自信をもってオススメする逸品です。 ※画像はイメージです。
- 容量
- 国産桐の米びつ サイズ(約):外寸=奥行32.5×巾26.8×高さ17.8cm 重量(約):0.8kg 容量(約):5kg 材質:本体=国産桐材 取っ手:桜材(国産) 表面仕上げ:蜜ロウ ※桐材の変色について 桐材は製作直後だと白い色をしていますが、年数を重ねるにつれ薄いグレーや茶色に変色してきます。 また、部分的に淡い紫色になるところもあります。 これは桐に含まれる「タンニン」という物質が原因で、このタンニンが桐の防虫作用の元になっています。 一般的にタンスなどに使われている桐材(特に中国産の桐)は、薬剤による漂白処理がされているためタンニンをなくしていますが、私たちの桐材は薬剤で漂白処理をせずお湯でゆっくりと余計なシブが出ないように処理を施していますので、タンニンが桐の中に残っています。 ですから、一般の桐材より防虫効果が高いですが、変色も起こりやすくなってしまいます。 外側にはあらかじめ蜜ロウが塗布されていますので、桐の性質は活かしつつ変色も遅らせています。 色の変化が起こりましたら、自然の成り行きとお考え頂ければと思います。