滋賀県 大津市 (しがけん   おおつし)

本革プレミアムブックカバー

国産のオイルワックスレザーを使用した、心地よい手触りが特徴の贅沢なブックカバーです。高さ15.2cm×厚さ2cmまでの文庫本にお使いいただけます。 使うほどに革に含まれたオイルが馴染み、艶やかなブックカバーに育っていきます。お気に入りの本と共に、贅沢な読書の時間をお楽しみください。 ※本返礼品は、高温多湿を避け、風通しの良い場所に保管ください。 ※本返礼品の主要な部分は、滋賀県大津市にて生産、製造または加工したものが占めています。 事業者:BLINK LEATHER WORKS

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容量
16.5cm×12cm

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川のせせらぎをBGMに生まれた本革ブックカバー

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滋賀県の県庁所在地でありながら、琵琶湖や里山を有する自然豊かな大津市。近隣の京都・大阪からも琵琶湖でのマリンスポーツやアクティビティ、キャンプを目的に訪れる人が増えています。

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今回、ご紹介する返礼品は、そんな大津市で生まれた「本革プレミアムブックカバー」。製造しているのは、美容師用シザーケースの製作を専門とする「BLINK LEATHER WORKS(ブリンクレザーワークス)」です。信楽川(しがらきがわ)のせせらぎが聞こえる小高い丘の上にある工房で、一つ一つ丁寧につくられています。国産のオイルワックスレザーを使用したブックカバーは、大切な一冊を持ち歩くのにぴったりの品です。

美容師から転職、革工房BLINK LEATHER WORKS

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お話を伺ったのは、代表の田中貴司さん。東京で約10年、美容師として働く中で、職業病とも言える手荒れに悩むようになりました。転職を考える中で、シザーケースに着目し、革製品づくりを独学で開始。

「ものづくりに興味があったことも、理由のひとつです。あと、市販品には選択肢が少なく、かといってオーダーメイドは敷居が高い。美容師の経験を活かし、サロンワークをより快適にするためのシザーケースをつくりたいと思いました」。その後、愛知県のレザーショップで働きながら革の知識や技術を習得。2010年から、「BLINK LEATHER WORKS」の屋号でシザーケースの製作を始めます。

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その後は、皮革素材やレザークラフト材料の小売販売を行う会社で店長を経験。素材の仕入れ方、革の良し悪しを見極める力を身につけつつ、自らも製作する日々が続きます。そんな田中さんがプロとしての考え方に気づいたのは、退職後、自らの作品制作に使用するために革の仕入先担当者に連絡をとったときでした。

「素人とプロの違いについて質問しました。返ってきたのは『ミシンを使えるかどうか』という答え。手縫いにこだわっていた当時の僕にしてみれば、とても衝撃でした」と話してくれました。その場で、ミシンの学び方を質問すると、「大阪レザーアート(OLA)」代表の大塚俊治さんに頼むことを勧められたそう。その後、大塚さんに師事し、立体的な作品の製造方法を学んだ田中さん。仕事スタイルも大きく変わっていきます。

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手縫いとミシンの違いは、どこにあるのでしょうか。まず、手縫いは、工具を使って穴を開けた上で、糸と針で縫っていきます。一方、ミシンの場合は、穴を開ける作業と縫う作業を同時に行うため、失敗は許されません。熟練の技を習得するため、技術を磨く日々が続きます。

とっておきの一冊と、いつも一緒。こだわりの本革ブックカバー

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返礼品のブックカバーに使用しているのは、オイルレザーと呼ばれる革。なめし加工の際に、オイルをしっかりと含むため、柔らかさとなめらかさを併せ持つ素材です。

「僕も本を読むので、手に取った際の馴染みやすさを意識しています。愛着を持って、革を育ててもらいたいと、経年変化のある素材を選びました。使い続けると、色ツヤが変わり、また違った雰囲気を楽しんでいただけます」と田中さん。お気に入りの一冊を、大事に持ち歩くのにぴったりです。

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今回、製造工程を見せていただきました。そもそも、革は繊維質の素材のため、曲がりやすい方向や伸びやすい部位が顕著にあるそう。だからこそ、どの部分を使うか、最初にイメージする必要があります。

「オイルレザーは繊維質が細かく、質が高い革だということはわかっていましたが、革はそもそも天然素材です。こちらが細かく希望を指定することはできません。リスクも考慮した上で、どの部分を切り取り製品に仕立てていくか。これも、職人としての技術に含まれる部分です」

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使用する場所を決めたら、次は、型紙を置いて粗裁ち(あらだち)を行います。本来の製品サイズよりも、大きく裁断する理由は、革に伸縮性があるため。製品の歪みをなくし、仕上がりを美しくするためにも、2段階で裁断を行います。

「まずは粗裁ちし、トレースして裁断。シザーケース、ブックカバーともに、この手順は同じです。パーツごとに切り出して、組み合わせる。最後に、ミシンで縫えば完成です」。

大津の里山×晴れやかな気持ち=「yamahare」

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ブックカバーの折り返しには、革ならではの特性を活かし、曲線をデザイン。さらにシザーケースと同じ、毛羽立ちが起こりにくく耐久性の高い糸が使われています。もうひとつ気になったのは、しおりケースに記載されている「yamahare(ヤマハレ)」のロゴ。実は、こちら、シザーケース以外の製品を展開する新ブランドの名称だそうです。

「工房のある、この場所を育てていきたいとの思いから、一番イメージしてもらいやすい山。そして晴れやかな気持ちをかけ合わせました」と笑顔で話す田中さん。さらに、2022年夏にはブックカバーの新色もお披露目(※返礼品のカラーとは異なります)。森を意味する「フォレスト」、そして土を思わせる自然な風合いが素敵です。

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つくり手の視点を大切にしながら、新しいライフスタイルを提案

2020年11月には、大津市のJR膳所(ぜぜ)駅前に同名の「yamahare美容室」が誕生。今後は美容師の経験を生かして「ウェルネスとライフスタイル」をテーマに、髪を美しくするだけでなくライフスタイルに関するアイテムをセレクトし、物販もできる店にリニューアルする予定です。

新しいことへの取り組みに意欲を燃やすと同時に大事にしたいのは、「“つくり手”の視点ではなく、“使い手”の感覚だ」と田中さんはいいます。「つくり手の場合、効率化やコストなどに目が行きがち。でも、自ら使い続けることで、少し手間はかかったとしても、取り入れる価値に気づくことは多いです」と熱い思いが伝わってきました。作り手の視点で作られたブックカバー。日常に寄り添う一生ものを選んでみませんか?

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中部支部(滋賀県大津市担当) / 松岡 人代(まつおか ひとよ)

滋賀県甲賀市出身、在住。高知県・四万十農協広報勤務を経て、滋賀県へUターン。2015年よりフリーライターとして、WEBサイトやパンフレット等の掲載文章の取材・執筆を手がけています。外に出たことで滋賀の地域や人の魅力を改めて実感!

歴史と自然のまち、大津市。大津港からの「びわ湖クルーズ」もおすすめです!

『BLINK LEATHER WORKS』のお礼の品

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