湖香 六根　UKA ROKKON

六根は人間の五感を超えた 「第六感」と呼ばれる不思議な意識も含めた認識の根源のことです。

湖香（ウカ）という読み方は穀物の神様、[ウカノミタマノカミ] からいただきました。

築１８０年の時を刻む場で、湖の豊かな恵みや地場の生産者さんの努力の結晶に手を添えて、

六根に沁みる美味しい時間を提供できればと願い、[湖香六根]と名付けました。

近江商人発祥の地と言われる滋賀県東近江市五箇荘。
昔ながらの町並みを残すこの地域に、180年以上前に建てられた古民家を改築した日本料理店です。
深い趣をそのままに人々をもてなす [湖香六根（うかろっこん）] は、ゆったりと流れる時間の中で、市場に出回らない滋賀の食材を味わえるというスタイルです。この地ならではの食の楽しみを求めて、滋賀で生まれ育った料理長の想いがあふれています。

滋賀県大会　調理・加工部門　審査員特別賞
JAPANグランプリ　ヘルシー＆ビューティー部門　グランプリ

“心も体も満ちる、おいしい滋賀らしさを”　

扱う食材には、琵琶湖の湖魚、うなぎやすっぽん、鹿や熊、そして地元の信頼ある漁師や猟師、農家などから食材を仕入れています。こうした食材に手をかけ、おいしさを引き出しています。
そこには料理人としてではなく、地元の供給者への敬意も込めた想いが伺えます。
滋賀らしさにこだわりたい・・・・・その土地にしかない料理を十二分に味わえる尊さ、喜びが伝わってくるようです。

ひと皿、ひと皿においしさを

「仕事をしているという感覚がないほど料理が好き」という料理長。食材一つひとつをじっくりと見極め、特徴を生かし提供する料理には、時間と手間暇を惜しまないおいしさの探求心が伺えます。

命をいただくということ

料理長は言います。
私には2つの命への想いがあります。
一つは、出回らなかった食材の命をも無駄にしたくない想い。
「食べることはその命をいただくこと。できる限り食材を100％使い切りたい。」
料理長の手にかかれば、調理するというひと手間をかけると、食材が本来もつおいしさに、さらに味をプラス予定調和にない美味しさがそこに生まれます。

生きることは食べること

もうひとつは私たちの命。
私たちがおいしくいただくことは、食材に対するこの上ない感謝の表れだと料理長は語ります。
新鮮な地のものは、最もおいしくて栄養価も高く、私たちの命、生きる力につながります。
心と体を喜ばせる食事は、命をいただいて生きることの根源的な幸せを五感を超えておしえてくれます。

健やかに根源から元気になってお帰りいただけるよう、心を込めて・・・。　ありがとうございました。