京都府 宇治市 (きょうとふ   うじし)

コントラバス[HB-25]【ポイント交換専用】

コントラバス一筋に40年、厳選された素材と受け継いだ確かな技術で作り上げられたこだわりの銘品をお届けします。 日本のメーカーとして約半世紀にわたり、コントラバス、ビオラダガンバ、チェロの製作を行っております。 手作りの風格とその音色が特徴です。 こだわりをもって、丁寧に作られた楽器で、皆様の演奏により、一層の味をお加えください。 ※在庫状況により、お届けまでに数カ月お時間を頂く場合がございます。 ※配送状況により、ご希望の配送先へお届けできない場合がございます。 ※お礼の品・配送に関するお問い合わせは、(株式会社ヒガシ絃楽器製作所:0774-22-3227)までお願いします。

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[HB-25] 表板:スプルース単板 裏胴:合板 指板:塗り ※画像はイメージです。

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宇治市で絃楽器を作り続けて40余年

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京都府南部に位置する宇治市。世界遺産の平等院鳳凰堂や、特産品の宇治茶、そして源氏物語の舞台になったことでも知られています。その住宅街の一角にあるのが、40年以上絃楽器を作り続けている「ヒガシ絃楽器製作所」。コントラバスを中心にビオラやチェロを製作し、自社ブランド「oriente(オリエンテ)」は、入門者に適した価格帯のものからプロ好みの高級品まで、幅広いラインアップを揃えています。一つひとつ、工場で職人が木と向き合い、こだわりの絃楽器を生み出しています。

ベテラン職人が丸太から手作業で作り出す

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工場に入ってすぐに目に入ったのは、出荷前のコントラバス。間近で見ると私の背よりも大きく、そのサイズ感にビックリ。コントラバスの大きさは、ボディとネック部分を合わせると180~200センチほどあり、絃も長いのが特徴。絃楽器の中でも低音域を担当する楽器です。

ヒガシ絃楽器製作所の創業は昭和54(1979)年。京都の楽器製造会社で修業をした東澄雄(ひがし・すみお)さんが宇治市に自らの工房を構え、独立したのが始まり。現在澄雄さんをはじめ、6人のベテラン職人たちが、材木を切ってコントラバスの形にし、磨き上げて、ほとんど手作りで絃楽器を製作しています。

木は生き物。その個性を先読みする

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「木は伸び縮みします。だから作っていて思ってもみないことになったりするんです。それを先読みしないといけないのが難しいところですね」と教えてくれたのは、創業者・澄雄さんの息子の東義教(ひがし よしのり)さん。工場を見渡すと、木を削ったり、磨いたり。木をまげてコントラバスのボディの形に固定する道具も。あらめてコントラバスは木でできているんだということに気付かされます。使われている木は、表が松で、裏、横、ネックにはメープルだそうです。「材木屋さんから丸太で買い付けてきて、乾燥させてから使います」と義教さん。

丸太を5年以上寝かせ、乾燥させる

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“思ってもみないこと”を防ぐためにも大切なのが乾燥。すでに乾燥された状態で届く木もありますが、ヒガシ絃楽器製作所では、木が落ち着くまで5年以上寝かせてから使っています。そして材木から形を切り出し、表面を滑らかにしてからボディの組み立て、ネックスクロール(弦の先の渦を巻いた部分)の取付け、塗装、そして絃を張る・・・・・・と、10以上の工程を経てようやくコントラバスが完成。ほとんどが手作業で行うため、職人6人がかりで分業して1週間に10本程度しか作ることができない、繊細な商品です。

西洋生まれの楽器を、日本の大工道具で作る

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工場で気が付いたのは、カンナやノミなど、日本の大工道具が多く用いられていること。コントラバスは西洋生まれの楽器。それを日本で作っているだけではなく、作り方も、使っている道具も「日本式」であることもこだわりの一つです。

義教さんは「父も僕も、外国に行って修行したわけではありません。日本で作り方を覚えました。だから道具も日本のものを使っています。そういう意味で、うちのコントラバスは、本当に日本製(笑)。修理や調整もこの工場でできます。日本で使うのでしたら、日本で作ったものの方が木が収縮しにくいということもあるかもしれませんね」

形によって音が変わる。だから挑戦する

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いくつかのコントラバスを見比べてみると、胴体の中央がくびれていて細長いネックが付いているフォルムは同じですが、くびれ部分など、少しずつデザインには違いが。実は、形にはいくつかのパターンがあるもの、ある程度自由に変えることができるそう。形によって音色も変わるとか。それもコントラバス製作の魅力だと義教さんは言います。「『こんな音がでる楽器を作りたい』『こんな形のコントラバスを作ってみたい』と考えて挑戦するのがこの仕事の楽しいところ。完成するまで成功するか分からないんですけどね」。

真面目に続けていくことでしか、美しい音色は出ない

真面目に続けていくことでしか、美しい音色は出ない

義教さんに、今後の展望を尋ねたところ「今まで通り、一つひとつの作業を真面目に、ちゃんとすること」との答えが返ってきました。「いい仕事をするにはそれしかありません。ちょっと面倒くさいなって思うと、それなりの楽器になってしまいます。分業でやっていますので、それぞれ職人が、この方がいいものができる、いいものを作るにはどうしたらいいだろうと自分で考えて工夫しながらやってくれているからこそ、いいコントラバスができるんです」。

木材から楽器を製作し、美しい音色を生み出すヒガシ絃楽器製作所。木と真摯に対峙する職人の姿勢が、素晴らしい音色に表れるのでしょう。宇治生まれのコントラバスの演奏をぜひとも聴いてみたい、そんな気持ちが湧いてきました。

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