京絵付けガラスコップ【034】

16歳で陶芸の道を志し、以来50年にわたり研鑽を積んだ清水焼の伝統工芸士・八木徹氏が井手の地で開いた海峰窯。その海峰窯の熟練した職人は、清水焼の伝統を守りながらもガラスへの絵付けなど常に新たな挑戦を続け日々新たな作品が世に送り出されています。 ガラスは陶器と比べ温度変化により割れやすく、溶けやすいため焼き付けが難しいですが、海峰窯では、ガラスでもしっかり定着するような顔料を調合を試行錯誤しながら発見し、焼き付けの温度や時間なども含めて独自の絵付け技術を確立しました。 今回はガラスコップに平成の名水百選に選ばれた玉川に見られる「かわせみ」をデザイン。玉川の水面近くを早く飛び、餌場が見渡せる枝や石の上で休む姿を描きました。カワセミをガラスコップに丁寧に絵付けし、その後窯で低温でじっくり焼き付けることで、色鮮やかな京絵付けガラスコップに仕上げました。 ※海峰窯では絵付けのみ行っており、ガラスコップ自体の製造は行っていません。 ※ガラスコップにカワセミを丁寧に絵付けし、その後低温で窯でじっくりと焼き付ける工程を行うなど独自の絵付け技術により手間暇かけて色鮮やかな京絵付けガラスコップに仕上げました。
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