京絵付けガラスコップ【047】

16歳で陶芸の道を志し、以来50年にわたり研鑚を積んだ清水焼の伝統工芸士、八木徹氏が井手の地で開いた海峰窯。その海峰窯の熟練した職人は、清水焼の伝統を守りながらもガラスへの絵付けなど常に新たな挑戦を続け日々新たな作品が世に送り出されています。 ガラスは陶器と比べ温度変化により割れやすく、溶けやすいため焼き付けが難しいですが、海峰窯では、ガラスでもしっかり定着するような顔料の調合を試行錯誤しながら発見し、焼き付けの温度や時間なども含めて独自の絵付け技術を確立しました。 今回は「京絵付ガラス」のロックグラスです。昭和30年頃家に井戸があり、その水でスイカが漬けてあり、程よく冷えた頃縁側で切ってもらって食べたあの頃を思い出して描きました。すいかを丁寧に絵付けし、その後窯で低温でじっくり焼き付けることで、色鮮やかなガラスコップに仕上げました。 ※海峰窯では、絵付けのみを行っており、ガラスの製造は行っておりません。 ※ガラスコップにすいかを丁寧に絵付けし、その後低温で窯でじっくりと焼き付ける工程を行うなど独自の絵付け技術により手間暇かけて色鮮やかなコップに仕上げました。
掲載内容について、調査日により古い情報の場合もあります。詳細は各自治体のホームページをご覧ください。また、万一、内容についての誤りおよび掲載内容に基づいて損害を被った場合も一切責任を負いかねます。