高石市にある三井化学大阪工場では、自動車や家電製品、食品包材やおむつ・マスク、ボトル容器など皆さまにも馴染みのある製品の原料となるポリプロピレンを生産しています。 高石市で生まれたポリプロピレンは、1000kgずつ専用のリターナブルフレコンという大きな袋に詰められて配送されていきます。 リターナブルフレコンは名前の通り循環型の産業用包装容器で、皆様が中身のポリプロピレンを使い終わると、三井化学大阪工場に回収され、洗浄・修理されて、またポリプロピレンを詰めて皆様のもとへ原料を運んでいます。 三井化学ではこのリターナブルフレコンの素材を塩ビからEVAに見直したことで耐久性は大幅に上がっており、1つの袋でだいたい15年間回転使用しています。 ただ、15年を迎えるとバッグ自体の耐久性は残存強度として70-90%程度保持していますが廃棄してきました。 産業用としての役目を終えたこのフレコンですが、産業用バッグとしての機能性(軽量性、強度、耐久性、耐水性、修理可能)を活かして日常用のバッグにアップサイクルすることで、より一層長く素材を愛してもらえるのではないか、と考えました。 素材の知見を活かし「見立て」を変えることで、ロングライフなプロダクトを提案し、循環型社会の実現に自分たちの足元から貢献していけないか? 「RePLAYER(R) フレコントートバッグ」にはそうした思いを込めています。 今回ご用意したサイズのうち、Sサイズは、ちょっとしたお出かけや犬のお散歩にぴったりなサイズです。 Mサイズは、PCや書類を入れて持ち歩くのに丁度良いサイズです。 また、カラーは白と青をご用意しています。白はリターナブルフレコンの内側を表面として使用し、青は外側を表面として使用しています。 そのため、青色のトートバッグには、文字が入っているものと入っていないものがございます。 また、洗浄しているとはいえ、取り切れない汚れや修理跡などもございます。15年の時間を過ごしてきたものとしてご理解頂けますと幸いです。 (青色バッグの表面柄については、お選びいただけませんこと、ご容赦願います。) ■注意事項/その他 ※画像はイメージです。