兵庫県 豊岡市 (ひょうごけん   とよおかし)

特別栽培米こしひかり 六方銀米 白米10kg(5kg×2袋)

国の天然記念物コウノトリが舞う兵庫県豊岡市。一度は絶滅してしまった野生のコウノトリの保護・育成に取り組み、今では毎日のように田んぼに舞い降りるようになりました。そんな田んぼで、化学肥料を使用せず、特別栽培農産物表示ガイドラインに基づく兵庫県の地域慣行レベルの90%減農薬で育てたお米が、特別栽培米コシヒカリ「六方銀米」です。兵庫県の「ひょうごあんしんブランド」や豊岡市の「コウノトリの舞」の認定を取得していて、一度食べると癖になる粘りがあるお米です。 <配達について> ※土日祝は発送できません。ご了承ください ※賞味期限の関係で、沖縄、離島へのお届けは対応しておりません。ご了承くださいませ。 ◎中谷農事組合法人 豊岡市中谷地区で農業を営む人たちの組合。1998年、地域の農業とふるさとの景色を守るために、“一集落一農場”方式を採用。区画整理をして、農業の効率化を図り、地域の農地を組合で運営する方法をスタート。以来、「六方銀米」など高収益化を考えた農業に取り組み、販売も自ら行っています。事業者名:中谷農事組合法人(TEL:0120-288-442)

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容量
白米5kg×2袋

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いち早く、減農薬の米づくりに取り組む

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兵庫県北部、但馬地域に位置する豊岡市。豊岡駅に降り立つと、白と黒のツートンカラーの羽根をした鳥の写真やイラストが目に入ります。この鳥こそ、“兵庫県の鳥”で、国の特別天然記念物のコウノトリ。かつては、但馬地域に多く生息していたものの、野生のコウノトリは昭和40年代に絶滅。豊岡市はコウノトリの保護・繁殖・野生復帰に取り組んできました。コウノトリが自然界で生きていくのに欠かせないのがえさ場となる田畑です。減農薬の推進など、豊岡市ではコウノトリに優しい農業を進めてきましたが、実はその動きよりも早く、減農薬の米作りをしてきたのが「中谷農事組合法人」です。お届けするのは、特別栽培農産物表示ガイドラインに基づく兵庫県の地域慣行レベルの90%減農薬で育てたお栽培したコシヒカリ「六方銀米」(ろっぽうぎんまい)。

手間を惜しまず、化学肥料未使用・減農薬を実現

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「六方銀米」最大の特徴は、“安心して食べられるお米”ということ。栽培中は化学肥料を使わず、最低限の農薬しか使っていません。豊岡市ではコウノトリの保護のため、減農薬などの「コウノトリ育む農法」に2002年から取り組んでいますが、六方銀米はそれより以前の1993年から、減農薬で米作りをしてきました。

「農薬を使わない、ということは大変ですよ。夏は草や虫との戦いです(笑)。いろいろな作業が必要になりますが、でも最低限の農薬しか使わないことは、コウノトリにも、人間にもいいことですから」と組合では、減農薬での苦労を当たり前のこととして受け入れています。こうした同組合の米作りは高く評価され、「ひょうご安心ブランド農産物」や「『コウノトリの舞』農産物生産団体」の認定を受けています。

このお米のストーリーをたどると、地域の人々のコウノトリが舞うふるさとへの想い、そして農業への想いが伝わってきました。

ふるさとの景色を守りたい。その想いからはじまった

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豊岡市中谷(なかのたに)。航空写真を見れば分かりますが、この地域の農地は一区画ごとの面積が大きく、長方形の田んぼがきれいに並んでいます。それは今から30年ほど前に行われた“一集落一農場方式”の結果。当時はとても先進的な試みだったと、同組合のスタッフが教えてくれました。

「中谷の集落にある田畑をまとめて、一つの大きな農場のようにしようと、1988年に『中谷営農生産組合』(当時)が動き出しました。その頃は、農家はそれぞれ自分の田畑を持ち、農業をしていました。面積が小さくても大きくても、一通りの機械は持っていなければなりません。収益の面でも、赤字のときがあったり、黒字のときがあったりと、ばらつきがありました。また、後継者の問題などで農業を続けていけなくなり、農地が売りにだされることも……。そういう状況を変えるには、小さな農地をまとめて大きな農場にして作業の効率化をはかり、農業で収益をきちんとあげられるようにしなくてはだめだ。そうすることがこの景色を守ることになる。そう、組合のメンバーが立ち上がったんです」

農地を集約して、収益があがる農業を実現

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地域に住む組合員に丁寧に説明をして、点在していた農地を集約。効率よく農業ができるように区画整理をしました。きれいに整列したような田んぼは、農作業の効率を考慮した結果です。組合は、1998年に法人化して「中谷農事組合法人」となり、付加価値のある作物を多くつくって自ら販売してきました。そのひとつが今回の返礼品、特別栽培米コシヒカリ「六方銀米」です。

地域の名前を冠した自慢の米

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「六方銀米」というネーミングは、集落の名である中谷を含めたこの地域が「六方平野」にあることに由来したもの。六方平野で育てた、輝くようなお米、だから「六方銀米」と名付けたのだそうです。味の特徴は何といっても独特の粘り。「このあたりは、円山(まるやま)川の堆積物によってできた重粘土質の土壌で、米作りには最適。しっかりとした、力強い味の米で、一度たべると癖になるとよく言われます。リピーターのお客さんが多いんです」(中谷農事組合担当者)。炊き立てはもちろん、お弁当に入れて冷めても美味。実は取材後、私も自宅で「六方銀米」を炊いて食べてみました。すると、おかずがいらない主役級のおいしさにたちまちとりこに。ついつい食べ過ぎてしまいました。お腹はいっぱいなのに、「もう少し食べたいな」と思わせるご飯。「クセになる」の言葉を体感したのでした。

コウノトリが田んぼに舞い降りる

コウノトリが田んぼに舞い降りる

「最近はコウノトリが7羽も一緒に行動していて、田んぼに来るんですよ」と担当者の方が写真を見せてくれました。現在豊岡市では、長年の努力が実って、野外に100羽以上のコウノトリが生息しています。田んぼにやってくるのは、組合のスタッフにとっては日常の風景に。「春に耕運機で田を耕すと、土の中から虫がでてくるでしょう。だから耕運機の後ろにコウノトリがついてきます。近年、コウノトリをよく見かけるようになりましたが、やはり羽根を大きく広げた姿は優雅だなと、見るたびに思います」。

一度は豊岡の空からいなくなったコウノトリ。ふるさとの景色と農業を守りたいという住民の想いが「六方銀米」を生み、コウノトリも豊岡の空に戻ってきました。「お米も粘り、農業も粘り!」と、笑顔で話す組合の皆さんと話していると、「六方銀米」のおいしさをつくっているのは、農業と故郷を愛する想いだということが、伝わってきました。

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