丹波篠山市川阪集落は、市内北東部の隣県との境に位置する集落であり、日本の原風景ともいえる農村での暮らしや自然環境が残っている地域でもあります。しかし、川阪集落では人口減少が続いており、現在では20歳以下の人口が0人で高齢率約50％という集落でもあります。 人口減少していく集落では、人手不足により自治会活動などをはじめとした地域を維持していく様々な活動を継続することが困難な現状があります。特に深刻な問題は農地の管理であり、集落では今後10年の内にますます耕作困難地が増加していくことが予想れます。管理が難しく荒れた農地は野生動物の隠れる場所となり、さらなる獣害問題を引き起こすきっかけとなってしまいます。こうした状況を改善するために、川阪自治会と里地里山問題研究所は協働で「川阪オープンフィールド」という活動をはじめました。川阪オープンフィールドでは地域外から関係人口と呼ばれる人材を募り、集落の耕作困難地の解消や集落活動の支援などの活動を行い今年で4年目となりました。 「川阪のしずく」づくりはその活動の一つで、オープンフィールドのメンバーで休耕田の活用のために無農薬米の栽培に取り組んでいます。「川阪のしずく」は川阪集落から日本海へと流れる由良川の最源流である、友渕川の水を使用して無農薬で育てたお米で、なおかつ農薬や除草剤を使わずに栽培しております。また、丹波篠山でも珍しくなっている天日干しでお米を乾燥させており、機械乾燥とは異なった甘味や触感を楽しむ事ができるお米となっています。 普段のお米との違いを是非食卓で味わってみてださい！ ※新米のため発送は10月頃となります。詳細はご寄付いただいた後にメールにてご連絡いたします。