ZI-63.【大和の風をはこぶ、手づくり】草履~ぞうり~
神話の舞台・磐余(いわれ)から、伝統と健康を足元に。 奈良県桜井市吉備。 天の香具山のふもと、神武天皇ゆかりの地であるこの地で、稲の恵みを余すことなく生かした「草履」を、一足ずつ丁寧に手作りしています。 収穫後の稲藁を、霧で湿らせ木槌で柔らかくし、手のひらで編み上げる。 つま先と踵は藁縄で補強し、丈夫さと美しさを兼ね備えました。 作業の途中、藁の“ひげ”を焼き払う際にバーナーを使うため、ところどころ焦げたあとが見られますが、それもまた手仕事の証です。 草履は、足裏にある多くのツボをやさしく刺激し、血行を促して疲れをやわらげる効果も。お店に飾れば昔懐かしい雰囲気が出ます。 現代ではあまり区別されなくなった「草履」と「草鞋(わらじ)」の違いを知っていただきながら、受け継がれる技を感じていただければ幸いです。 健康を願い、お店の繁盛を祈りながら、今日も一足、心を込めて編んでいます。 どうぞ、吉備のぬくもりを日々の暮らしに取り入れてください。 ご協力:わらしべ工房 なわや高橋 【地場産品に該当する理由】 市内の店舗において、藁から草履を作るまでの工程を行うことにより、付加価値は返礼品の7割を占めています。(告示第5条第3号に該当)
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